ギャラリーカフェ「スペース59(ごくー)」(弘前市五十石町)が8月1日、弘前公園西堀・春陽橋近くにオープンした。
2002(平成14)年に閉業した水族館跡を改装し、ギャラリーを主とした同店。東京・浅草出身の坂口晃司さんと、同水族館で生まれ育った妻・瑞乃さんの夫婦が建物を再建させた。
1957(昭和32)年に開業したこの水族館は、金魚やメダカなどの淡水魚、カメなどを扱う店だったが、当時はアザラシやイルカ、ワニなどを飼育していたこともあったという。岩木川漁協が運営し、瑞乃さんの父である一戸忠蔵さんが館長を務めて営んでいた。
1990年ころ、水族館の経営が傾き始め、晃司さんが建物を取得。当時は将来の活用法を考えていなかったという晃司さんだが、瑞乃さんが「水族館に戻りたい」と希望するようになったことから、晩年の住処として思い立ち、2024年に弘前へ移住した。
店舗面積は23.5坪、客席数は18席。かつてアザラシを飼っていたという水槽跡があり、カウンター席として活用する。店内には晃司さんが収集したアート作品などを飾り、イギリスから取り寄せたテーブルなどを置く。
メニューはドリンクのみでミニスイーツが付くホットコーヒー、アイスコーヒー、炭酸水(以上、500円)を用意する。「自分たちに飲食店の経験があるわけではない。休憩スペースのような位置付けで利用してほしい」と晃司さん。
「当店から眺められる景色は、地元民でもあまり見たことがないと思う。四季折々に移り変わる弘前公園の西堀の絶景を見てほしい」とも。
営業時間は9時~16時。火曜・水曜・木曜定休。