弘前城天守の「曳戻し(ひきもどし)」イベントが8月22日に行われ、公募で選ばれた参加者らが「曳戻し体験」に参加した。
高さ14.4メートル、総重量約400トン、3層からなる弘前城天守
国史跡・弘前城では、本丸石垣の「はらみ」を修理するため、2015(平成27)年に天守を本丸内の仮天守台まで移動させる曳家(ひきや)工事を行った。今回のイベントは、修理を終えた石垣の上に、再び天守をもとの位置へと戻す作業に合わせて開催したもの。
イベント初日となった同日は、晴天の下、多くの家族連れや観光客が弘前公園を訪れた。事前に抽選で選ばれた一般参加者による「天守曳戻し体験」では、参加者らが本丸にある重さ400トンの天守をもとの場所へ戻すため、4本の綱を引いて動かした。
この日は一度に約80人が13回にわたって天守を引っ張り、1日で113センチ移動した。11年前の曳家工事にも参加し、今回の曳戻しにも加わったという弘前市在住の夫婦は「歴史的な瞬間に2度も立ち会うことができてうれしかった」と話す。
曳戻し体験は8月28日まで行う。観覧無料。