弘前城天守を元の場所に戻す「天守曳戻し(ひきもどし)」作業が現在、弘前城本丸で行われている。
高さ14.4メートル、総重量約400トン、3層からなる弘前城天守は弘前城本丸石垣修理事業により、2015(平成27)年から本丸の内側に移動させ、仮天守台で公開していた。弘前城本丸石垣修理事業は本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられ、天守真下から石垣の一部を修理する必要が生じたために始まった。
天守は現在、元の位置への移動に向けて動いており、現地では公開型の工事として作業が進められている。11年ぶりに天守が元の石垣の上へとひき戻すことになり、天守台への着座は11月ころを予定している。
工事の完了に合わせ、8月21日~23日に記念イベント「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」を開催する。イベントの目玉は一般参加者による「天守曳戻し」体験(22日・23日)。ウオーターパーク「弘前城水の陣」「弘前城争奪全日本綱引き大会」なども開催する。
初日の21日はオープニングセレモニーとして本丸天守のプロジェクションマッピングやライトアップに加え、ドローンショーや花火の打ち上げも行う。イベント当日とドローンの飛行テストを行う19日には、公園内の一部で通行規制を行う。弘前市公園緑地課は「追手門から杉の大橋、市民広場にかけて19時45分~20時15分に規制エリアとなるため、東門や亀甲門などからの入園をお願いしたい」と話す。