津軽出身の演歌歌手でシンガー・ソングライターの吉幾三さんが9月20日、西目屋村で作育しているブランド米「幾三米(いくぞうまい)」の稲刈りを行った。
「好きです西目屋ふるさと親善大使」を務める吉さんが2016(平成28)年から始めた稲作で、村内に3000平方メートルの水田を作付けし、1800キロの収穫を予定する。吉さんは「今年も良い出来に仕上がっている」と自信を見せる。
この日、吉さんは自ら稲刈り機を操作して稲を刈った後、刈った稲を交互に積み重ねて天日干しにする「棒かけ」を地元の園児たちと一緒に作業した。子どもたちから次々と稲の束を手渡される中、汗を流しながら作業に励み、「気温の調整が分からずモモヒキを履いてきてしまった」と笑顔を見せる場面もあった。
今回収穫した米は、600キロは「幾三米」として販売やふるさと納税返礼品にする。480キロは日本酒の「吉」や「幾三」の醸造に使うほか、残り120キロは米粉に加工して稲庭うどんの配合に用いる。同うどんは今年4月から始まった新商品で、現在は道の駅津軽白神で販売しているという。
昨今の「令和の米騒動」に言及した吉さんは「もっと米を食べれば解決する話。パン食よりもやはり米食がいい。自分は炊きたてが一番好きで、帰宅してすぐに食べられるように炊飯器のタイマーをうまく活用している。筋子やニシンの糠(ぬか)漬けなどと一緒に食べることが多いため、高血圧が目下の健康上の問題」と茶目っ気まじりに明かした。