岩木山神社(弘前市百沢)で9月14日から、老朽化に伴う大規模修理工事のため立ち入り禁止エリアが設けられる。
国指定重要文化財である楼門(ろうもん)、中門、拝殿、奥門、瑞垣(みずがき)の各建造物を対象に行う今回の大規模修理。拝殿は1914(大正3)年の解体修理から110年以上が経過し、積雪などの影響により屋根の腐朽や破損が進んでいることから改修が決まった。
工事は段階的に進められ、まずは拝殿と中門の保存修理を、神社創建1250周年の前年に当たる2029年までに行う。9月14日以降、楼門から立ち入りが禁止となるため、拝殿や中門は見ることができなくなる。
楼門の立ち入り禁止措置は10月31日まで。賽銭箱は楼門の手前に設置し、期間中の祈祷(きとう)は社務所内で対応する。11月1日以降は楼門までは入ることができ、祈祷は楼門内に設けられる仮拝殿で執り行う。
同神社で長期間にわたって広範囲の立ち入り制限が実施するのは近年では珍しいという。同神社権禰宜(ごんねぎ)の小野耕市さんは「拝殿や中門を直接見られるのは9月13日までとなる。従来通りの参拝はできなくなるので写真や目に焼き付けておいてほしい」と話す。「神様はいらっしゃるので引き続きお参りに訪れてほしい」とも。
楼門の保存修理は拝殿の工事後で、その際は楼門が立ち入り禁止となる。全ての工事完了は2033年度を予定する。