建築用鉄骨製造会社「長谷川鉄工」(平川市新山柳田)が現在、溶接作品コンテスト「溶接人(ようせっちゅう)杯」に初挑戦している。
「溶接人杯」は、プロやアマチュアを問わず、全国の溶接に携わる人々を対象とした作品コンテスト。造形作品を競う「アートスタイル」と、生活のアイテムを溶接で表現する「ライフスタイル」の2部門が設けられている。作品の条件は、幅・奥行き・高さがそれぞれ1メートル以内、重量30キロ以内で、全体が溶接によって作られていることなどが挙げられる。
長谷川鉄工は、「アートスタイル」部門に葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」を10層の鋼板で立体的に表現した「METAL三十六景 神奈川沖浪裏」を初出品。同社が運営する「アイアンプラネット ベースオブ津軽」(田舎館村畑中樋口)の佐藤彰所長は、「ライフスタイル」部門に個人として参加し、鉄の端材である「ノロ」を用いて盆栽を表現した「鉄盆栽」を出品している。
同コンテストへの初挑戦について、社長の長谷川睦さんは「技術の継承が難しい世界だが、溶接という仕事の魅力を広く知ってもらいたかった」と話す。業界に40年以上携わるベテランである佐藤さんは「『ノロ』で盆栽の木肌を表現できると感じたのが制作のきっかけ。盆栽の経験はないが、写真を参考にしながら立体的なイメージを膨らませて作り上げた」と話す。
現在は一次審査を通過した18作品を対象としたウェブ投票が行われており、アートスタイルから5作品、ライフスタイルから3作品を選出する予定。選ばれた作品は、9月16日~19日に東京ビッグサイトで開催する「国際ウェルディングショー」の会場に展示し、来場者投票と審査員投票を経てグランプリを決定する。
出品した作品は投票の受付期間中、「アイアンプラネット ベースオブ津軽」で一般公開している。長谷川さんは「当社の技術や職人の技を間近で見ていただき、投票をお願いしたい」と呼びかける。
投票受付は8月15日まで。