弘前のボーカルユニット「ライスボール」が3月8日、南相馬BACK BEAT（福島県）で行われたオーディションでグランプリを受賞した。

未来サミットでのライスボールの3人

　ライスボールは2015（平成27）年、農家の応援と家族の愛を力に変える「おにぎり」をコンセプトに結成した3人組。メンバーは実土里（みどり）さん、太陽（ひかり）さん、水愛（あくあ）さん。

　3人が挑戦したオーディションは「ARABAKI ROCK FEST.（アラバキロックフェスティバル） 未来サミット－FUKUSHIMA HAMADORI Revolution－」。グランプリ受賞者には、4月26日・27日に宮城県で開催される東北最大規模の音楽フェス「アラバキロックフェスティバル」に出演できるほか、4月15日に開かれる大阪・関西万博イベントへ出演できる権利を与える。オーディション当日は予選審査を通過した8組がパフォーマンスを披露。審査員と観客の投票でグランプリを決める。

　オーディションを実土里さんは「ロックフェスということもあり、出演者はロックバンドがメイン。福島という県外の会場だったが、稲穂のペンライトを振ってくれるファンが多くて心強かった」と振り返る。パフォーマンスの持ち時間は10分で、「未来NIPPON」「青天の霹靂（へきれき）」など3曲を披露したほか、青森県産米をアピールしたという。「審査員からはトークと歌唱力のギャップが評価された」と太陽さん。今後について、水愛さんは「今年は活動を始めて10周年の節目。青森をもっと多くの人に紹介する機会になれば」と意欲を見せる。