
東奥義塾高校(弘前市石川長者森)が現在、礼拝堂にあるパイプオルガンの演奏講座受講生を募集している。
1990(平成2)年に設置した同校のパイプオルガンは、全国の高校でもトップクラスの大きさを誇り、1632本のパイプの中には最大約5.7メートルの長さのパイプもある。製作したのはNHKホール(東京都渋谷区)にある国内最大のパイプオルガンの設計製作を手がけたドイツのカール・シュッケ社。
音楽担当教諭の工藤賀大さんは「当校のパイプオルガンは広く地域の人たちに使ってもらえるような思いが設置当初からあったため、思いついた企画。(演奏講座は)青森県内でも珍しいのでは」と話す。
講座は毎月第2・第4土曜に90分間行い、讃美歌を受講生たちが弾く。演奏曲は受講生との相談で決め、レベルに応じた内容となる。3月22日は無料体験会を開く。「多彩な音色を出せるのがパイプオルガンの魅力。3月5日から募集を始め、すでに申し込みがありうれしい」と工藤さん。
パイプオルガン体験のほかに、礼拝堂のステージで歌う体験教室も企画。声楽が専門の工藤さんは「1000人収容できる礼拝堂で歌えることはめったにない。さまざまな人に来てほしい」と呼びかける。
受講料は3,960円(月2回分)。申し込みは「弘前カルチャーセンター」(TEL 0172-37-1061)まで。