弘前市観光館（弘前市下白銀町）多目的ホールで現在、デジタルアート展「UNIVER ZOO（ユニバーズー）」が開催されている。

デザインした動物が動く

　デジタル技術を使って「宇宙の動物園」を表現した同展。自分の描いた色やデザインの動物が全幅18メートル、高さ3メートルのスクリーン内で動いたり、壁に描いた落書きに「木星クラゲ」が反応したりするなど7種類のデジタルアトラクションを展示する。

　主催は「ヒーローフォーワード」代表の葛西薫さん。葛西さんは「弘前城雪燈籠まつり」や「弘前城菊と紅葉まつり」で大雪像プロジェクションマッピングやフラワーアートプロジェクションマッピングなどを手がけた弘前在住のデジタルクリエーター。「ヒーローフォワード」は弘前在住のクリエーターグループで、グループ名は「弘前」をなぞらえた造語。

　葛西さんによると、会場では展示作品の説明を省き、宇宙を手探りで探検するような演出をしているという。「分からないことは聞いてほしいが、まずは自分でやってみて気づいたことを試して楽しさを見つけてほしい」と葛西さん。期間中は葛西さんが在廊する。

　展示を訪れた弘前在住の20代女性は「弘前でデジタルアートが体験できると聞いて楽しみにして来た。自分が描いた動物が目の前で動いたり、自分の動きに合わせて動いたりする宇宙動物と想像以上に楽しむことができた」と笑顔を見せる。

　開催時間は10時～20時。入場料金は、大人＝1,200円、小学生以下＝800円、幼児＝500円。4月30日まで。