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青森「さとちょう」全24店閉店へ 126年の歴史に幕

閉店を知らせる「下町店」の入り口

閉店を知らせる「下町店」の入り口

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 津軽エリアを中心とする青森県内に展開するスーパーマーケット「さとちょう」が10月20日、全店閉店する。

10月20日で閉店を知らせる張り紙

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 「さとちょう」は弘前市松森町に1897(明治30)年、漬物店として創業。当時は「佐藤商店」を店名とし、1978(昭和53)年には「スーパー佐藤長(さとちょう)」と改称。スーパーマーケット1号店を小比内に開業した。

 6月、「さとちょう」を運営する「佐藤長」(弘前市桔梗野4)が、関連会社で食品加工卸業「青森食研」(黒石市)と共に民事再生手続開始の申立を行い、動向が注視されていた。

 事業の譲渡先として決まったのは、ディスカウントス―パーを展開する「トライアルカンパニー」(福岡市)。10月16日付で裁判所の許可が下り、佐藤長が運営する24店舗のうち、18店舗を継承する。営業再開日は未定だが、10月23日以降、順次オープンさせるという。

 トライアルが継承しない「松森町店」「寿町店」「樹木店」「中央店」「むつ松木屋店」「小比内店」と9月に閉店している「大鰐店」「平賀駅前店」の譲渡先は未定で、佐藤長と青森食研が調整に当たっているという。

 20日の閉店時間は全店とも15時。あいさつや閉店式などは予定していないという。

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