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弘前に家系ラーメン店「よご家」 青森から移転、店主念願の弘前出店

よご家のトッピング付きラーメン「458(よごや)」

よご家のトッピング付きラーメン「458(よごや)」

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 ラーメン専門店「よご家」が4月8日、青森市金沢から弘前市稲田に移転オープンした。

カウンター席のみの店内

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 豚骨スープを店内で仕込む「家系ラーメン」を提供する同店。3月27日で青森市での営業を終了し、弘前市の「らぁめん 井上家」跡に移転した。

 店主の横山孝さんは木造出身。弘前の飲食店で働いた後、関東エリアで10年以上、自動車の販売営業をしていた。「ラーメンは先輩と食べ歩いていた」と横山さん。30歳を過ぎたころからUターンを考え始めたが、具体的に仕事が決められなかったという。横山さんは「家系ラーメンが好きだったため家系ラーメンを始めようと考えた」と話す。

 青森に戻り、当初は弘前での出店を計画していたが、半年以上場所を見つけることができなかった。青森まで出店を検討し、見つけた青森のテナントを決めたと振り返る。「2020年2月からスタートしたが、すぐにコロナの感染が拡大。客席数を多く確保していたが感染対策で客席を間引きし、アルバイトと兼ね合いも難しかった。何より調理場が見えないところにあったため、客の顔が見えなかった」と話す。

 カウンター席のある店で客の顔を見ながらラーメンを提供したいと考えるようになった横山さん。移転を考えるようになり、移転先を探し始めたところ、常連客に教えてもらったのが同テナントだったという。「井上家は知っていたので内覧して即決した」と横山さん。店舗面積は7坪で、客席数はカウンター8席。横山さんにとっては理想の店舗規模だという。

 メニューは「豚骨醤油(しょうゆ)」、「豚骨」、「豚骨味噌(みそ)」(以上、750円)。トッピングに豚(200円)、のり(100円)、ほうれん草(100円)、味付け半熟煮卵(100円)、ねぎ(50円)。トッピングを3種選んだ「458」(980円)で提供する。ライスと漬物、水はセルフサービスで提供する。

 「家系ラーメンの特徴はいろいろあるが、その一つは少し塩っぱいスープとライスとの相性がよく、一緒に食べるのがお薦め」と横山さん。「カウンターでお客さまの顔が見える接客ができることがうれしい。弘前の家系ラーメンとして長く根ざしていきたい。夜営業は準備が整い次第始める」とも。

 営業時間は11時~14時。月曜定休。

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