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弘前の「サスィーノ」がシードル刷新 「シャンパンのような仕上がり」と店主

新しくなったサスィーノシードル

新しくなったサスィーノシードル

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 弘前のイタリアンレストラン「オステリア エノテカ ダ・サスィーノ」(弘前市本町、TEL 0172-33-8299)が3月23日、リニューアルした「サスィーノシードル」の販売を始めた。

店内では自家製ワインも取り扱っている

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 青森県産葉取らずリンゴ5種をブレンドした同シードル。「サスィーノ」の店主・笹森通彰さんは「シャンパンのような仕上がりにした。肉料理などと相性の良いシードル」と自信を見せる。

 笹森さんは農林水産省の料理人顕彰制度「料理マスターズ」を2度受賞したなどで全国に知られるシェフ。「地産地消」「自給自足」のレストランシェフと称され、野菜や生ハム、チーズなどを素材から作ることでも知られる。

 笹森さんは2010(平成22)年からワイン造りを始め、醸造用のブドウも自身で栽培している。シードル醸造は2016(平成18)年から始め、「弘前アポーワイン!」というシードルを造っていた。「その年に収穫されたリンゴを使うため、年ごとの特徴があった。今回のリニューアルでより安定して飲めるようなシードルに仕上げた」と話す。

 今回の刷新で、感覚ではなく数値で発酵を管理するようにしたと笹森さん。マロラクティック発酵をした上で、瓶内二次発酵製法を取り入れた。2020年から試作を始め、納得のいく出来になったという。

 「20年、30年と定着するシードルにしたい」と笹森さん。「店内ではグラスで提供するほか、ふるさと納税の返礼品としても取り扱っている。現在は瓶栓だけだがシャンパンコルクのものを用意する。さまざまなシーンに使ってもらえたら」とも。

 価格は、330ミリリットル=968円、750ミリリットル=2,178円。販売は「サスィーノ」、加藤酒店(西茂森)、ハチドリ酒店(富田)、「BRICK A-FACTORY」(弘前駅内)ほか、公式サイトで行う。

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