弘前のダンススタジオ「ファンキースタジアム」が現在、子育て世代向けにTikTok（ティックトック）を活用した動画「KIDS★FUNKY」を発信している。

幼児向けの手降りダンス

　主に子育て中の母親をターゲットとした同動画は、新生児や幼児と一緒にできるダンスやエクササイズを15秒の動画にまとめたもの。新型コロナウイルスの影響で、外出の自粛などが強いられている状況を受け、同スタジオの秋元名歩さんを中心に「ママダンサー」3人で配信を始めた。

　きっかけは青森県が9月の間に実施した公共施設の休館や使用中止が背景にあるという。秋元さんは「子ども広場や遊び場まで使えなくなり、ただでさえこもりがちな子育てママさんたちがさらに自宅にいることが多くなった。ストレスを強いられることが、3人とも子育て中ということもあり、自分事のように感じた」と話す。

　動画は子どもでもできる簡単な振り付けや子どもを抱えながら行うスクワットなど、9月11日に投稿を始めて現在まで6つを公開。ティックトックは無料で利用できるだけでなく、アプリ内で使用できる音楽が豊富で、動画編集も気軽にできることからダンス動画の発信には向いているという。

　「視聴だけならアカウント登録しなくてもできることも魅力の一つ。動画を見ながらまねたり、子どもと一緒に挑戦してみたりしてほしい」と秋元さん。「自分たちが経験したからこそ分かるストレスが少しでも和らぐような動画を投稿していきたい」と意欲を見せる。