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弘前のブックオフに「青森」コーナー 店員2人が尽力

青森コーナーを設置した斎藤千華さん(左)と山田宏美さん(右)

青森コーナーを設置した斎藤千華さん(左)と山田宏美さん(右)

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 ブックオフ102号弘前高田店(青森県弘前市、TEL 0172-29-2520)に「青森」コーナーが設置されて半年がたつ。

書籍やCDなどが100点以上並ぶ青森コーナー

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 同店では昨年10月から、青森に関する書籍やCD・DVDなどのメディアを取り扱うコーナーをレジ前に設置している。今年1月下旬に1棚から2棚に増設。現在は弘前を舞台にした漫画や青森出身アーティストの作品のほか、青森の写真集なども販売する。

 企画したのは、仙台支社エリアマネジャーで同店店長の斎藤千華さん。斎藤さんは京都出身で弘前には2018(平成30)年に赴任した。「弘前はほかのエリアと比べ、地域に関する書籍の取り扱いが多く、城下町で学園都市ともいわれる弘前ならではの文化レベルを感じた」と斎藤さん。

 「青森コーナーを作ろうと考えたのは、赴任してすぐのころだった」と斎藤さん。「当社は近年、地域色に力を入れた店づくりを打ち出している。中でも地元のコーナーは全国的にも珍しい。問題は在庫の管理が人の手によるもので、私一人の知識では青森に関する書籍を集めることが難しかった」と話す。

 斎藤さんによると、青森コーナー設置に当たり、地元スタッフの山田宏美さんの力添えがあったという。山田さんは「取り扱いが多いなと感じていた書籍が、実は青森のものだったりするなど私自身が知らないことが多く、勉強になっている」と話す。青森関係の商品は買い取り品から寄せておいたり、陳列している商品を改めてチェックしたりして集めた。2人で一つ一つ集めていったという。

 設置したところ、足を止める客や実際に購入するケースが増えている。「漫画『美味しんぼ』の100巻は青森を舞台にしているため、よく売れる。現在は売り切れ中」と斎藤さん。「こぎん刺しの本や表紙がおしゃれな写真集などもよく売れる」と山田さん。

 斎藤さんは「取扱商品をさらに増やしていきたい。当社はお売りいただくものが仕入れ商品となる。商品数を増やすためには皆さまの力が必要。青森コーナーが地元のことを深く知れるような場になるよう育てていきたい」と意気込む。

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