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弘前の路地裏写真集、地元広告カメラマンが初出版

「弘前路地裏散歩」を手にする八木橋廣さん

「弘前路地裏散歩」を手にする八木橋廣さん

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 八木橋廣広告写真スタジオ(弘前市高田)代表の八木橋廣さんが12月28日、写真集「津軽弘前2-弘前路地裏散歩」(白神書院)を刊行する。

きっかけになったという「まちあるきフォーラム」の写真

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 「普段目にしている弘前の風景」をテーマにした同写真集。八木橋さんが昨年7月から撮りためた弘前の路地裏の風景を収録する。

 八木橋さんはスタジオを立ち上げ今年で35年目。広告写真などを手掛け、弘前さくらまつりや弘前大学のポスター写真などを撮影している。今回の写真集の編集に当たり、約4000枚の写真を128枚にまで厳選したという。

 八木橋さんは「きっかけは2012年11月、弘前市で開かれた『日本まちあるきフォーラム』だった。街の風景を撮影してほしいとの依頼を受けたが、弘前の街を仕事として撮影したのは初めてだった」と振り返る。弘前は観光名所だけでなく、城下町や歴史が残る街角、生活の匂いがある路地でも見上げるだけで絵になる風景がたくさんあったという。

 同写真集には、「旅の男」「街の女」をテーマにした詩文も盛り込む。路地裏探偵団団長の鹿田智嵩さんと同市で活動するフリーライター須藤ゆかさんがそれぞれを担当した。「レイアウトの段階で生まれた空白を埋めるために急きょお願いした」と明かす八木橋さん。「ド演歌調の掛け合いをお願いしたが、まさにイメージ通り。写真以上の仕上がりになっている」と話す。

 「写真集を見て、自分たちの足で弘前を歩き、街の写真を撮ってもらえるとうれしい」とも。「撮影スポットを見つけるコツは3つ。余計なものが隠れて撮れる夕方に撮影することと足で歩くこと。最後にファインダーを通さずに自分の目で撮影スポットを探すこと」とアドバイスする。

 価格は1,900円。青森県内の書店で販売する。

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