弘前出身のタレント・王林さんがプロデュースするまちおこし企画「OURIN PROJECT」が4月19日、弘南鉄道大鰐線で始まった。
2028年4月の大鰐線運行休止を前に、沿線地域の魅力を掘り起こし、路線の盛り上げを図る同企画。王林さんは、通学やミュージックビデオなどの撮影で利用した大鰐線への思い入れから同企画を発案した。「休止を知り、自分にできることを考えた」と王林さん。
中央弘前駅駅舎内に同日オープンした「57(ゴーナナ)カフェ」は、アップルパイとリンゴジュースなどを販売するテイクアウト専門店。アップルパイは王林さんのアイデアで、食感が楽しめるようにダイスカットした王林を使う。23日には「中央弘前混ぜそばセンター」をオープンさせる。どちらも5月5日までの期間限定営業で、今夏に本格営業する。
同日には、「OURIN PROJECT ミーティング」を開催。王林さんは抽選で募った60人と共に列車で大鰐駅へ移動し、大鰐町地域交流センター「鰐come(わにかむ)」で決起集会を行った。
イベント冒頭で王林さんは「カフェやまぜそばは当プロジェクトの第一弾として、分かりやすく形にしたもの。目的は大鰐線を休止までではなく、休止後も沿線が盛り上がるような企画にしたい」と話す。「休止撤回にまでつながれば」とも。
王林さんの思いを聞いた後、ミーティング参加者から大鰐線の活用についてさまざまなアイデアが飛び交った。「車両の中で飲食店をやる」「JRとの連携」などのアイデアがあったほか、沿線上の駅を降りてその周辺エリアを楽しめるような仕組みづくりが必要といったものもあった。
王林さんは「大鰐線休止までのカウントダウンがすでに告知されているが、楽しいことが始まる合図に変えたい。さまざまな人を巻き込んで新しい思い出が生まれるような場にしたい」と意欲を見せる。