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弘前で夏の恒例企画「ゆうれい展」 80点の幽霊画が並ぶ

ゆうれい展

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 画廊「ギャラリー森山」(弘前市樹木、TEL 0172-35-6787)で現在、「ゆうれい展」が開催されている。

医師だった大高興さんが見た幽霊のスケッチ

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 弘前と黒石地域を中心に8カ寺から借用した幽霊画約80点を展示する。毎年盆時期に開催する恒例企画で、今年で19回目。幽霊画を供養するために始めたことがきっかけで、館長の森山豊さんは「今年もなじみの幽霊画が並ぶが、リピーターも多い。暑い日が続いているので、涼を求めて立ち寄ってもらえれば」と話す。

 幽霊画の中には、1976(昭和51)年のテレビ生放送中に「目が開いた」と話題を集めた、生首の掛け軸「渡邊金三郎断首図」や反魂香(はんこうこう)図などを展示する。「今年は幽霊画の掛け軸が増えたため、幽霊画を中心に展示している」と森山さん。

 展示準備中の7月下旬と展示期間中の2度にわたり、防犯対策のセキュリティーが作動したという。「原因は不明だが、発生場所は2階の展示スペース。大高興さんの幽霊のスケッチ絵を飾ったからかもしれない」と森山さん。

 展示から1週間がたち、県外からの見物客も多く、今年も東京や大阪からすでに訪れている。森山さんは「築120年の古民家を改修した当館の造りも見ながら幽霊画を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は10時~18時。御供養料(入館料)は、大人=500円、子ども=300円。8月18日まで。

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