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青森県がリンゴ園地のデジタル化公開 AI活用し生産管理を高度化

計測したリンゴ園地の3Dデータ

計測したリンゴ園地の3Dデータ

 青森県は4月28日、弘前のリンゴ園地で「あおもりアグリ・イノベーションプロジェクト」の共同研究の様子を公開した。

同じ角度から見たリンゴ園地

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 農林水産分野においてイノベーションを推進し、青森県内産業の生産性を向上させることなどを目的とする同プロジェクト。「AI技術等を活用したりんごのデータ駆動型生産管理の構築」を研究テーマとし、農業法人の「百姓堂本舗」(弘前市清水富田)、「青森県産業技術センター りんご研究所」(黒石市牡丹平)、パートナー企業の「きゅうりトマトなすび」(東京都文京区)が連携して実証に取り組む。

 公開した現場では、摘花前の園地を撮影・計測し、リアル空間をデジタル上に再現する「デジタルツイン」を構築するための作業が行われた。3Dスキャナーを使って樹形や果実の位置、環境要因などの多層的なデータを時系列で蓄積し、AI解析に活用できるデータ基盤を整備する。

 百姓同本舗社長の高橋哲史さんは「データ化によってさまざまな可能性が生まれる。剪定(せんてい)をバーチャル空間で何度も練習できる時代が来るかもしれない」と話す。「きゅうりトマトなすび」の佐々木佑介さんは「当社はキュウリやトマトでもデータ化をした実績があり、リンゴの場合も基本的に変わらない。後は根気よくデータを残していくだけ」と話す。

 研究チームは今後、月1回の頻度で園地の成長を記録し、通年のデータを作成する。熟練者の技能や判断を数値化したデジタルマニュアルの整備や、生成AIによる現場作業支援アプリの開発を通じ、県リンゴ産業の持続的な発展を図る。

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