広告企画

理工系女子の未来を地元で描く!弘前市が中高生向け企業体験ツアー

提供:弘前市 制作:弘前経済新聞編集部

「将来どんな仕事に就こうかな?」「理工系に興味はあるけれど、自分に向いているのかな?」——そんな進路に悩む女子中高生に向けて、弘前市は「未来が見つかる企業体験ツアー」を開催しました。地元の高い技術を持つ会社を訪ねたり、第一線で活躍する「かっこいい先輩社員」と交流したりしながら、自分らしい未来の選択肢を見つけてもらおうという取り組みです。実は日本では「理工系に進みたいけど、なんとなく諦めてしまう」という女子が多く、それが弘前市や青森県といった地域社会にとっての課題にもなっています。弘前のこれからをもっと元気にしていくための、このイベントについてご紹介します。

「理工系は女子に向かない?」は大きな勘違い!きっかけは身近な先輩との出会い

2026年7月に開催した「未来が見つかる企業体験ツアー」での様子

日本の女子生徒が持つ数学や理科の学力は、世界のトップクラスであることが、さまざまな調査でわかっています。また、日本国内では男子と女子で、理工系科目の得意・不得意の差や実際の成績に違いがほとんどないことも、わかっています。それでも高校生になると理系コースではなく文系コースを選ぶ女子生徒が多く、そのため日本の研究者全体の女性割合は国際的に見ると、とても低いことが課題になっています。地元の弘前大学でも、理工系学部を選ぶ女子学生や、女性研究者の割合を増やそうと力を入れていますが、昔と比べて大きくは変わっていません。こうしたことの原因には「女子は理数が苦手かも」という周りや自分の思い込み(アンコンシャス・バイアスといいます)や、身近に理工系で楽しそうに働く女性を見るチャンスが少なかったことがある、と言われています。

2026年7月に開催した「未来が見つかる企業体験ツアー」での様子

また、青森県では「進学や就職のタイミングで、多くの若い女性が県外へ引っ越してしまう」という大きな悩みがあります。本当は地元に残りたくても、「弘前市内にどんな素敵な会社があるのか知らない」ことが理由のひとつになっていました。

そこで弘前市では理工系に進む中高生を増やそうと、夏休み期間を使って、地元企業の最先端技術と「地元で活躍するかっこいい理工系女子の先輩たち」に出会える体験ツアーを、内閣府の交付金採択事業として2020年から毎年行っています。

プロの現場にワクワク!ゲーム感覚で知る「技術の面白さ」

株式会社キタコンでの体験プログラム

2026年の7月29、30日に開催された、今回のツアーには合わせて16人の中高生が参加。弘前市内の理工系企業が、工夫を凝らした体験プログラムを用意して生徒たちを迎えました。

7月29日に訪れたのは、道路や橋など街のインフラを守る「株式会社キタコン」。生徒たちは、橋を点検するときに、人の目が届かない部分をドローンや小さなカメラを使って、傷みがないかチェックする作業を体験。さらに、実際の現場を360度再現したVR(仮想現実)体験では、ゴーグルをのぞき込みながら「本当に高い場所にいるみたい!」と歓声を上げる場面も見られました。

キタコン・佐藤社長が自ら出題するクイズプログラムも!

翌30日には自然環境や生態系を調査するコンサルティング会社「株式会社環境工学」を訪問。会社からプレゼントされた本物の白衣を着て、すっかり研究者気分の生徒たち。岩木川からくみ上げた水や、ジュースに含まれる成分を調べる実験をしたほか、音を測る技術を使って「ごぼうを音を出さずに切るゲーム」や「お菓子の袋を静かに開ける対決」など、楽しく科学の面白さに触れました。

白衣を身に付けて、気分は研究者に!

音を測る技術を使ってゲーム感覚で科学の面白さを体験

「うちの会社じゃなくてもいい。好きなことを諦めないで!」心に響いた交流会

このツアーで一番盛り上がったのが、体験のあとに行われた「先輩女性社員との交流タイム」!現場で活躍する先輩たちと向かい合い、中高生からはリアルな疑問が次々と投げかけられました。

キタコンの交流会には、弘前大学出身の若手女性社員3人が登場。「なぜこの仕事を選んだの?」「中学や高校のころはどんな部活をしてた?」といった身近な質問から、「お給料で自分へのご褒美は買える?」という質問まで、一つひとつ丁寧に答えてくれました。「小さいころから理科が好きで、公務員と迷ったけれど、学んできた知識を活かせる専門性のある仕事がしたかった」と、今の仕事を選んだ先輩からは、こんな温かいメッセージが贈られました。

「『女子だから』という思い込みにとらわれず、自分の『好き』や『得意』を諦めないでほしいです。無理にうちの会社に入らなくても大丈夫。弘前には素晴らしい会社がたくさんあります。地元でもワクワクしながら働けるんだと知ってもらえたら嬉しいし、いつか一緒に弘前の街を支えられる日を楽しみに待っています!」

先輩たちからの温かいメッセージが贈られた交流会

また、環境工学の交流会では、結婚して子育てをしながら働く女性技術者・工藤さんが参加しました。「どのような勉強をすれば、工藤さんのような技術者になれるのでしょうか?」という質問には「理科や数学は『好きこそものの上手なれ』。性別や才能は関係なく、興味があればいくらでもどんどん伸びる世界です。自然や実験が好きなら、ぜひその気持ちを大事にして」とエール。

「地元で働くことの魅力」について問われると「子育てを経験してみて、身近に家族や頼れる人がいる環境で働けるありがたさを実感しています。心にゆとりを持ちながら仕事と子育てが両立できています」と答えてくれました。

「どのような勉強をすればいいの?」といった質問が寄せられた交流会の様子

まるで歳の離れたお姉さんのように親身になって話してくれる先輩たちの言葉を、参加した生徒たちは目を輝かせながら聞いていました。

満足率100%!未来の選択肢が広がる街へ

今回のツアー後のアンケートでは、参加した16人全員が「大いに満足」「満足」と回答してくれました!また、参加した生徒の8割以上が「理工系への興味が強くなった」と答えています。

生徒たちからは「理系が好きなので、その気持ちを活かせる仕事につきたいと思った」「質問にぜんぶ優しく答えてくれてすごく嬉しかった」といった感想が寄せられました。

弘前市では、「参加してくれた子の意識が変わったからこそ、もっと多くの人にこの魅力を伝えたい」と考えています。これからも、中高生が地元でワクワクする未来を見つけられるような応援を続けていきますので、今後の開催予定もお見逃しなく!

インフォメーション/お問い合わせ

弘前市の取り組みや、今後のイベント開催情報については市のホームページをご確認ください。

事業名:

弘前市 理工系分野女性活躍推進事業(地域女性活躍推進交付金採択事業)

主催:

弘前市役所 企画課 ひとづくり推進室

電話番号:

0172-26-6349 / メール: kikaku@city.hirosaki.lg.jp

ピックアップ

弘前経済新聞VOTE

あなたにとって岩木山の標高といえば何メートル?