洋菓子店「グランメルシー」（弘前市野田、TEL 0172-35-9894）が7月1日、「アンジェリック弘前店」から店名を変更してオープンする。

人気商品というアップルパイ

　2000（平成12）年に前社長の一戸康彦さんが創業したアンジェリック。アップルパイやシュークリーム、ドーナツといった人気商品を販売してきた。店名の変更で商品やサービスに変更はなく、ロゴや店員の制服などを変える。

　現店主の成田巧樹さんによると、前社長から経営を引き継いだのは2018（平成30）年のことで運営会社は既に、成田さんが経営する「グランメルシー」に変わっていたという。

　高校卒業後にアンジェリックに就職した成田さんはパティシエとして働き、経験を積んだ。自分のケーキ店を持ちたいという夢を持っていたこともあり、前社長から経営を引き継いでほしいという相談を受けた2018年が転機で26歳だったと振り返る。自分でいいのかという不安はあったものの、引き継ぎに踏み切ったという。

　成田さんは「以来、私が経営してきたので、今回の店名変更によって変わるところはあまりなく、運営会社と店名を合わせたのみということになる」と説明する。

　グランメルシーはフランス語で「でっかい感謝」という意味と話す成田さんは「今の自分があるのは周りの人あってこそ。前社長からは『謙虚さ』を一番に教えられた。店名にはさまざまな感謝を忘れないという思いを込めた。地域や地元を大事にしていきたいので、洋菓子店として弘前に何か還元できるようなことをしていきたい」と意欲を見せる。

　7月3日まではオープニングイベントとして2000セット限定で、2,000円以上の購入者に500円相当の焼き菓子を進呈する。限定商品のパリパリチョコシュー（270円）も用意。生バターどら焼きは320円に、モーモーロールは750円に、それぞれ割り引いて販売する。

　営業時間は9時30分～18時。火曜定休。