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津軽塗のチョコレートが話題に 県外からの注文多数

津軽香々欧。津軽塗の模様をクッキー表面に描かれている

津軽香々欧。津軽塗の模様をクッキー表面に描かれている

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 青森の洋菓子店「Angelique(アンジェリック)」で提供するチョコレート菓子「津軽香々欧(つがるかかお)」がネット上で話題となっている。

津軽塗のデザインを生かしたケーキ「津軽オペラ」

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 青森県内で3店舗を構え、焼き菓子やマカロンなどを提供する同店。「津軽香々欧」は、カカオバターを使ったクッキー生地の表面に津軽塗の模様をあしらったチョコレートで、同店で2008年に販売を始めた。

 話題となった発端は、東京在住の女性がツイッター上で「闇の魔術みたいに止まらないくらい綺麗(きれい)だし美味(うま)い(原文ママ)」と発信したことから。5000以上のリツイートや9000以上の「いいね」が付き話題となっている。女性は「青森の親戚から送ってもらったことがきっかけで、お願いするようになった。大好きな商品なので話題になってうれしい」とコメントする。

 同店代表の一戸康彦さんによると、「ツイートに気づいたのは昨日。3日前あたりから県外のお客さまから注文が多くなっていて不思議に感じていた」という。「過去には旅行雑誌などに取り上げられ注文が増えたことはあったが、ネットで話題になったのは初めてかもしれない」と明かす。

 「津軽香々欧」は、青森に新しい土産が作れないかと考えた一戸さんが、「食べられる津軽塗があれば面白いのでは」と開発に至った。「開発には半年かかり、色にこだわった。赤を映えさせるためパッケージは黒にした。津軽塗を県内外の人にもっと知ってもらおうと説明書も添えてある」とも。

 発売から約10年がたち、製法やデザインは当時から変えていない。同じ製法を使った姉妹品「津軽オペラ」も好評で、「ショーケースの中の商品は入れ替わりが早いが、津軽オペラは5年以上ショーケースで売られている」と一戸さん。「話題作りやネタになってほしいと始めた商品。狙い通りになった」と笑顔を見せる。

 価格は1,800円(10個入り・税別)。店頭での販売が基本だが、発送にも対応可。ただし、注文は電話(TEL 0172-35-9894)のみで受け付ける。

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