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青森で写真展「わさおを偲ぶ会」閉会 今後は顕彰事業を継続

8月30日に閉幕した「わさおを偲ぶ写真展」

8月30日に閉幕した「わさおを偲ぶ写真展」

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 青森・鰺ヶ沢で行われていた「わさおを偲ぶ写真展」が8月30日、閉会した。

渋谷駅のハチ公と並ぶわさお

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 わさおは今年6月8日に死んだ毛の長い秋田犬で、2007(平成19)年に迷い犬だったところを焼きイカ専門店「七里長浜きくや商店」の店主だった故・菊谷節子さんに保護された。容姿が「ブサかわいい」と話題になり、映画化やテレビのバラエティー番組に出演し、鰺ヶ沢町特別観光大使、JR鰺ケ沢駅観光駅長、日本ユネスコ協会連盟世界遺産活動特別大使“犬”(ワンバサダー)などの肩書を持つ。

 写真展は公共施設「日本海拠館あじがさわ」(鰺ヶ沢町)で8月5日に始まり、わさおありがとう実行委員会の工藤健さんが13年間撮り続けた12~13万枚の中から40枚を選んで展示。写真の中には3月31日にわさおが自分の足で立った最後の姿や工藤さんがわさおと初めて会った時の貴重なものもある。

 今月9日には地元関係者などを中心に「わさおをしのぶ会」が開催され、16日までは一般来訪者向けに献花コーナーも設けた。閉会した8月30日までに約3000人の訪問者があったという。工藤さんは「平日にも訪れる人が多くいた」と話す。

 今回の写真展で一つの区切りがついたと工藤さん。9月8日には今後の顕彰事業を発表する機会を設けているという。「わさおには地域性やマイペース、お互いさまといった活動の3原則というものを菊谷さんと一緒に考え、設定していた。今後も3原則を守って活動は続けていきたい」と意欲を見せる。「新型コロナウイルスの影響で来ることがかなわなかった人もいるため、写真集などを出せるといいのでは」とも。

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