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弘前で青森産ハーブ&スパイス料理店 老舗旅館の食堂を改修

ミネラルのスタッフたち。中央が板東俊樹さん

ミネラルのスタッフたち。中央が板東俊樹さん

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 弘前に9月9日、ハーブ&スパイス料理店「ミネラル」(弘前市元寺町、TEL 0172-55-6558)がオープンした。

人気メニュー「ガーリック豚のポルケッタ」

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 創業1884(明治17)年から続く老舗旅館・齋栄旅館の食堂を改修してオープンした同店。店主の板東俊樹さんが「ビストロ×ステーキ ドテリア」(土手町)の2号店目として開業した。「齋栄旅館が素泊まり専用宿にするため食堂を手放すと聞き、タイミングよく借りることができた」と話す。

 板東さんは弘前出身で上京し、10年以上飲食店で働いた後、帰郷した。弘前ではドテリアの立ち上げに携わり、2015年4月に独立。メディカルハーブコーティネーターやハーブ&ライフコーディネーターの資格を取得し、同店の立ち上げを考え始めたという。

 店舗面積は約20坪。席数は20席。店内のテーブルは「広めでゆっくりとくつろげるように」と、板東さん自身が製作した。「弘前公園から近いことから、観光客にも利用してもらいたい」と、椅子のクッションやコースターには津軽こぎん刺しを使う。「齋栄旅館のおかみ・齋藤キサさんが作った」と板東さん。このほか、照明には「津軽びいどろ」を使うなど地元工芸品を積極的に取り入れている。

 ハーブは、CONSE FARM(上北郡おいらせ町)から取り寄せる。「青森県の南西部はハーブの原産地・地中海と同じ北緯にあり、同農園は無農薬にこだわっている」と板東さん。季節によって収穫される旬のハーブを直接仕入れ、料理に使う。

 メニューはハーブティー各種450円のほか、アルコールメニューを用意。フードメニューは、「ハーブたっぷりミネラルサラダ」(Sサイズ=1,100円、Mサイズ=1,800円)、五穀味鶏のタンドリーチキン(700円)、ガーリック豚のポルケッタ(800円)、ミネラル特製煮込みハンバーグ(1,000円)、本日の生パスタ(1,150円)など。ミニデザートなどが付くランチメニュー(1,000円~)も用意する。

 板東さんは「弘前にハーブティーはまだなじみが少ない。リラックス効果や免疫力を高める効能があるといわれるハーブのことを伝える場所にしていきたい。今後はハーブメニューをさらに増やし、当店でブレンドしたハーブなどが販売することもできれば」と話す。

 営業時間は、月曜~土曜=11時~21時、日曜=11時~18時(以上、ランチタイム=11時~14時)。

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