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「弘前×フランス」週間 リンゴ通じた交流や歴史紹介

フランス国旗をイメージしたイベントフラッグを掲げる土手町通り

フランス国旗をイメージしたイベントフラッグを掲げる土手町通り

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 弘前市内で現在、フランス文化を知ってもらおうと「『弘前×フランス』週間」が行われている。

中三弘前店1階で開催している写真展

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 今年で3回目となる同企画は、弘前大学のフランス語教育担当者らが始めたフランス語オフ会活動「Cercle Francophone(セルクル・フランコフォンヌ)」がきっかけ。地域志向プロジェクト型科目「地域と世界をつなぐ」の履修生が協力する。

 期間中、弘前周辺から22店舗が参画し、フランスにちなんだ限定メニューや期間限定の割引サービスなどを提供するほか、中三(なかさん)弘前店(土手町)1階の蓬莱広場側ガレリアでは「ひろさき・ゆかりのフランス展」と題し、昨年10月に渡仏した学生らによる報告会や「マーキングりんご(絵入りリンゴ)」を通じて日仏が交流した写真展を行う。

 9月24日は、蓬莱広場(土手町)で「フランス日和~マルシェ2016」を開き、津軽弁とフランス語を対比した朗読会、フレンチポップジャズ音楽の演奏会、フランス菓子食べ比べ、フランス語のメッセージカード作りなどのワークショップを行う。開催時間は10時~16時。

 同26日は18時から、土手町コミュニティパーク(土手町)で、弘前とフランスの関わりをリンゴを通じて知るトークセッションを開く。フランスから果樹園「ラクネクシー・フルーツガーデン」のCEOで国際ガーデンツーリズム協会副会長のパスカル・ガルブさんをゲストに招く。ガルブさんと長年交流し、フランス大統領に毎年絵入りリンゴを送り続けている佐藤袋店(浜の町東)の佐藤義博さんも登壇する。

 同プロジェクト代表の熊野真規子さんは「絵入りリンゴはフランスでは王朝時代からあり、肖像画や国王の紋章の印を描いていた歴史がある。現在では日本の絵入り技術が評価され、シードルは弘前でも力を入れ始めている。フランスと弘前は共通項が多いが気づかないことも多い。イベントを通じより多くを知るきっかけになれば」と話す。

 入場無料。9月26日まで。

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