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弘前で歴史的建造物の活用方法を探るワークショップ 分散型ホテル構想など

ワークショップの説明をするNOTEの藤野祐希さん

ワークショップの説明をするNOTEの藤野祐希さん

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 「弘前市歴史的建造物利活用ワークショップ」が12月17日、旧弘前偕行社(弘前市御幸町)で開催された。

ワークショップの様子

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 弘前市が主催し、国土交通省東北運輸局とNOTE(兵庫県)と共に、「歴史的建造物を利活用した分散型ホテル構想」の実現可能性を探る同ワークショップ。地域の文化・観光・まちづくりの関係者や興味関心のある事業者、地域住民ら約20人が集まった。

 司会はNOTEの藤野祐希さん。先進事例として兵庫県丹波篠山市の「歴史的建造物を活用した分散型ホテル事業」の事例を紹介。藤野さんは「弘前はまだ調査の段階。今回のワークショップを通して、分散型ホテル事業構想の方向性を探る参考にしたい」と話す。

 参加者は5つのグループに分かれて「弘前の地域資源の洗い出し」「弘前市における分散型ホテル事業の将来像の描写」の2つのワークを実施。弘前の魅力や課題、どの場所にどんな機能があればいいかについて、活発に意見交換した。グループ発表では「陸軍にまつわる観光コースを作る(陸軍カフェ)」「歴史的建造物を客室にする」「都会からの観光者向けに静かな郊外に客室を作る」などの意見を発表した。

 藤野さんは「当事業は行政や金融機関、地域の事業者だけでなく、弘前に住んでいる人や関わりのある人など、地域全体で進めていくもの。おのおのがプレーヤーとして関われるようなまちづくりを目指していきたい」と話す。

 弘前市は今回の意見を事業計画に反映させ、2023年以降の政策形成の参考にするという。

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