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吉幾三さんの津軽弁ラップ「TSUGARU」 「通訳お願い」「分からない」と話題に 

ラッパーポーズの吉幾三さん

ラッパーポーズの吉幾三さん

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 青森出身で歌手の吉幾三さんが9月12日に発表した津軽弁ラップ「TSUGARU」が、ネット上で話題となっている。

西目屋村滞在中に稲刈りもした吉幾三さん

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 ユーチューブで配信リリースした吉さんの同ラップは歌詞すべてが津軽弁。字幕も津軽弁で標準語訳がなく、ネット上では「通訳お願いします」「他県民はほぼ分からんから説明してくれ」「同じ日本語と思えないくらい理解出来ない」(原文ママ)といったコメントが寄せられている。

 9月16日18時現在、再生回数は20万回以上。ネットユーザーの中には、ユーチューブが提供する自動生成の日本語字幕も津軽弁は訳せないといった指摘や、再生速度を1.25倍にすると「ノリが格段に良くなってる」という楽しみ方を伝える人もいる。

 吉さんによると「津軽弁という方言を残したいという思いで作った」という。「青森県民でも分からない人がいるのでは。分からない方言はおじいちゃんやおばあちゃんから聞いてほしい」とも。

 プロモーションビデオは青森が舞台になっている。8月4日から開催された五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭りに参加する前に撮影したという。吉さんは「35度の中、自宅前や田んぼの中で撮影した。熱中症になりそうだった」と振り返る。

 弘前在住の40代男性は「地元に残る人たちを代弁し、強いメッセージにもなっている。故郷を思ういいラップ」と話す。五所川原在住の20代女性は「家族や地元の友人の間でも話題になっている。理解できる歌詞もあればできないところもあり、吉さんの地元出身者として、津軽弁をもっと勉強します」と笑顔を見せる。

 9月16日に「好きです西目屋ふるさと親善大使」を務める西目屋村の130周年記念式典に参加した吉さん。「今後テレビで歌う時、津軽弁と標準語のどちらの字幕を付ければいいのか。どうやって歌えばいいのかアドバイスしてほしい」と集まった報道陣に答えを求める一面もあった。

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