弘前でキューバ音楽フェス初開催へ 国内外で活躍するゆかりのアーティストら参加

赤石嘉寿貴さん。イベント名である「SABOR de mi CUBA」は「私のキューバの味」という意味がある

赤石嘉寿貴さん。イベント名である「SABOR de mi CUBA」は「私のキューバの味」という意味がある

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 スペースデネガ(弘前市上瓦ヶ町)で来年1月23日、キューバ・ミュージック・フェスティバル「SABOR de mi CUBA」が開催される。

キューバの雰囲気をイベントで再現したいという

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 国内外で活躍するダンサーや演奏者による、ソンやルンバ、サルサなどキューバで親しまれているトラディショナルからポピュラー音楽までを、身近で体感できるという同イベント。会場にはダンススペースやカフェスペースのほか、キューバにちなんだ小物雑貨の販売スペースも設けられる。

 主催する同実行委員会委員長の赤石嘉寿貴さんは、現在同市内のダンススタジオでサルサダンスの講師を務める。赤石さんは21歳の時にキューバサルサを始め、当時勤めていた自衛隊を辞めた。「さまざまな所で自分のサルサダンスを発表する機会があったが、その度に力不足を痛感。本場・キューバでサルサダンスを学び、自分の引き出しを増やしたいと思った」と赤石さん。1年間キューバへ留学し、現地で活躍するダンサーから直接指導を受けたり、語学を勉強したりした。

 赤石さんはキューバミュージックの魅力を「聞いているだけで楽しくなれる音楽。弘前にはねぷたがあるので、踊ることに慣れている人が多いと思う。ねぷたとキューバミュージックの太鼓のリズムも似ていて、弘前の人にとってキューバミュージックは受け入れやすいものなのでは」と話す。

 当日は、キューバの国際音楽祭に毎年参加し、在日キューバ共和国大使館から後援を受けているアコースティック日本人デュオ「ドス・ソネス・デ・コラソネス」や国内外で振付師・ダンサーとして活動するSAEKOさんといった多様なアーティストが参加する。「仲間が仲間を呼び、大きなイベントになってしまった」と赤石さんは笑う。

 同イベントについて「キューバにはさまざまな音楽があるが、それをまとめて楽しめるイベントはこれまで日本にはなかったみたいで、盛岡や東京から来てくれるお客さんもいる」と赤石さん。「このイベントを通じてキューバのダンスも知ってもらいたいが、それだけでなくキューバの音楽や文化、国について知ってもらうきっかけになれば」とも。

 前売りチケットは1ドリンク付き5,000円。12月22日までに購入した場合、2ドリンク無料。当日チケットは1ドリンク付き5,500円。

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