津軽地方、暖冬続き積雪なし スキー場の開業延期も

弘前駅前。雪ではなく雨が降り続いている(12月16日撮影)

弘前駅前。雪ではなく雨が降り続いている(12月16日撮影)

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 津軽地方は12月16日現在、暖冬の影響で積雪がない。

12月16日の青森スプリング・スキーリゾート(旧ナクアスキーリゾート)

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 12月に入っても気温10度以上の日が多く、暖冬が続く津軽地方。同3日には最高気温15.6度を記録し、12月としては歴代3位の暑さとなった。

 12日から開業予定だった青森スプリング・スキーリゾート(鯵ヶ沢、旧ナクアスキーリゾート)では現在、積雪不足のためオープンを延期している。同施設の外崎勝彦さんは「今週末に雪の予報があると聞いているので期待をしている。こんなに積雪がないのはここ数年で記憶にない」と嘆く。

 岩木山百沢スキー場(百沢)も現在の所、ほぼ積雪がない状況でオープンするには足りない積雪量だという。同スキー場を運営する岩木振興公社の福地孝典さんは「スキー場のオープン日は市内の小中学生が冬休みに入る23日を予定している。このままだと間に合うかどうか不安」と明かす。

 津軽のコミュニティーFM局「アップルウェーブ」(土手町)の気象予報士・長尾純一さんによると「本日の日付が変わるあたりで雨から雪に変わり、週末まで寒気が続くため積雪はあると思われるが、そのあと気温が上がるため、クリスマスイブには消えているかもしれない」と話す。

 「これだけ降雪がないのは2004年以来。今年は12月4日から7日に積雪があったが、2004年は19日に初めて積雪を記録した。この時は、年明けからみるみる降雪があり3月2日には当時の積雪記録を更新した150センチの積雪となった。今年はどうなるか」とも。

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