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青森・鶴田町で恒例の名月イベント 「ハゲの聖地」宣言も

満月の部分からのぞかせた頭部が誰のものかを当てる「名月当てクイズ」

満月の部分からのぞかせた頭部が誰のものかを当てる「名月当てクイズ」

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 「中秋の名月」の9月27日、青森県鶴田町で「中秋の有多毛(うたげ=宴)」が開催された。主催はツル多はげます会。

「名月」を当てる「名月当てクイズ」では会員たちの自慢の頭を当てる

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 頭の薄毛をポジティブにとらえ、世の中を明るく照らしていこうとの思いから結成した同会。毎年「中秋の名月」の日に「有多毛(うたげ=宴)」と題した例会を開いている。今回も月見の絵からのぞかせる頭部を当てる名物イベント「名月当てクイズ」を行い、月から頭部が見える度に会場は笑いに包まれた。

 メーンイベントとなる「吸盤綱引き」大会は、額にひもの付いた吸盤をくっつけ、どちらかの吸盤が外れるまで引き合う。今回は20人の挑戦者たちが参戦。前回のチャンピオンが一回戦で敗れるという波乱の展開に会場は盛り上がった。

 優勝は、弘前市から初参加した会社員・太田守さん。決勝戦では同町の八木橋英貴さんに競り勝ち、吸盤をつけていた頭皮を赤く変色しながらも「かなり痛かったが優勝できてうれしい。できたアザが明日の仕事に影響しないか心配」と苦笑いしていた。

 この日、同会では同町の「ハゲの聖地」を宣言。「けがなし」のご利益を願うご神体「玉祖命(たまのおやのみこと)」の魂入れも行った。さらに同会の事務局長・小関優さんが11月14日に吸盤綱引きの全国大会を行うと会のメンバーに知らせた。「数年後には世界大会を実施し、全世界に『ハゲの聖地』を発信していければ」と意気込む。 

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