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青森でプロテオグリカン配合の新商品発表会 県内11社が参加

発表されたプロテオグリカン配合の新商品

発表されたプロテオグリカン配合の新商品

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 新商品発表会「あおもりPG商品開発アカデミー2020」が2月24日、ウエディングプラザアラスカ(青森市新町)で行われた。

リンゴのローストチップ「Bouquet」

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 事業関係者向けに、青森県発の美容健康素材「あおもりプロテオグリカン(PG)」の産業拡大を図ろうと企画した同発表会。青森県では通信販売会社「フェリシモ」(兵庫県神戸市)と協働で、県内の企業を対象に商品開発などを考えるカリキュラムを2017(平成29)年から行っている。

 プロテオグリカンは健康食品や化粧品などに配合されている美容健康成分で、「あおもりPG」は弘前大学がサケの鼻軟骨から抽出する技術を開発し、高純度のプロテオグリカンのことを指す。あおもりPG推進協議会(弘前市)では配合量などの認証制度を設けており、「あおもりPG」のブランド確立に取り組んでいる。

 本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響からオンラインでの座学が増えたという。発表会には11社10組が参加し、「あおもりPG」を配合した10商品を発表した。講評者には、百貨店のバイヤーやアートディレクター、過去の受講生などが参加し、新商品を取り扱う業界の人から意見を聞く場となった。

 津軽エリアからは、HIRATA(弘前市)、ビオ・フローズン(黒石市)、bloomin(黒石市)の3社が参加し、化粧品や冷凍食品などを発表した。bloominの黒田和瑚さんが発表したリンゴのローストチップ「Bouquet」は紅茶やケーキのアクセントに使えるというもので、プレゼント用にも利用できる20代女性を意識した商品だった。

 発表会の司会を務め、同事業のアドバイザーでもあるフェリシモの東北事務所所長・児島永作さんは「新しい商品を生み出すというより、考え方を学ぶ過程が大事。今回のアカデミーが今後の商品開発に生かせられれば」と話す。

 オンライン参加したフェリシモ新事業開発本部長の山崎太開さんは「プロテオグリカンといえば化粧品や健康食品の色合いが濃くなってしまうが、さまざまなバリエーションがあり、商品の完成度が高かった」と総括した。

 発表した商品は今後、会社ごとに販売などを目指すという。

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