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弘前の和食店「佐嶋」が藤崎に移転 40年来の夢かなえる

店内カウンター。取材には慣れてないと店主の佐藤勝行さん

店内カウンター。取材には慣れてないと店主の佐藤勝行さん

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 青森・藤崎に和食店「佐嶋」(南津軽郡藤崎町、TEL 0172-68-3212)が9月25日、移転オープンした。

移転前から使っている「佐嶋」ののれんや看板が目印の店舗入り口

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 弘前市百石町で23年営業した同店。今年7月に一時閉店し、店主・佐藤勝行さんの出身地である藤崎町の役場近くに移転した。「以前から地元でお店を持ちたかった。40年来の夢をかなえた」と移転理由を明かす。

 佐藤さんは高校卒業後、すし職人に憧れて上京。銀座や渋谷のすし店で修業を重ね帰郷し、帰郷後は移転前の店舗で以前まで営業していたすし店「阿茶良(あちゃら)」で働いた。同店の閉店を機に「佐嶋」を開業した。

 当初は夜のみの営業だったが、宴会の予約が少なくなったことで約10年前からランチ営業を始めた。ボリュームが多くコストパフォーマンスが高いと人気の700円のランチは1,000円にして提供。「仕入れ値が高くなったことで価格は上げたが、品を増やし満足していただくボリュームにした」と自信を見せる。

 店舗面積は100坪、席数は40席。移転先店舗は居酒屋やスナックなどの4店舗が営業していた複合商業店舗で、佐藤さんは一棟を使って営業する。

 ランチメニューはちらしセットや天ぷらセットなどの全6種の「佐嶋の昼飯」(1,000円)を提供。サラダ(500円)やくじらベーコン(1,000円)、天ぷらの盛り合わせ(1,300円)などの一品料理を用意するほか、宴会料理(2,500円~)は2人からの予約で受け付ける。飲み放題(1,500円)や地酒をそろえるドリンクメニューも用意する。

 移転して2週間がたち、以前の常連客や地元の同級生たちが訪れてうれしいと笑顔を見せる佐藤さん。「広告や宣伝は一切やらない。その分は足を運んでいただいたお客さまに満足してもらうため、一品でも多くの料理を提供したい」と話す。

 営業時間は11時30分~13時30分、17時~21時30分。日曜定休。

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