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弘前の老舗餅店が休業 「先代の味」再現する餅つき機故障、有力情報求む

故障した餅つき機

故障した餅つき機

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 弘前で100年以上続く老舗餅店「戸田うちわ餅店」(弘前市銅屋町、TEL 0172-32-7698)が4月6日から休業している。

店舗入り口に張られた休業を知らせる案内

 2012年3月に5代目店主の戸田信明さんが病気で亡くなったため一時休業していたが、今年3月17日に三男の陽介さんが6代目として、母・しのぶさんと営業を再開していた同店。

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 営業再開後は口コミで話題が広がり、朝から連日行列ができ、午前中には商品が売り切れてしまうほどの人気を集めた。遠く神奈川県から訪れる人や平日にも関わらず9時の開店から2時間も前に並び始めるという人もいたという。

 陽介さんによると、4月2日、餅の仕込み中に餅つき機が不調となり動かなくなってしまったという。翌3日には業者に修理を依頼するが、同機を製造した東京のメーカー「村田製作所」がすでに廃業しているため故障の原因を特定できず、応急処置としてベルトを交換したが、再び動かなくなってしまった。

 5日に再度修理を行ったが、結局故障は直らなかったため、同日、断腸の思いで再び休業を決断したという。

 同機は先代の信明さんが1995年ごろ買い替えた機械。陽介さんは「餅作りは餅を返す『合い取り』の水分の量によっても出来が左右されてしまうほど繊細な作業。この餅つき機がないと味を再現することは難しい」と肩を落とす。

 「2社の地元業者に見てもらったが原因を特定できなかった。メーカーに見せることが一番いいと言われたが、今はそれもかなわない。このままでは再開のめどが立たないが、もしかしたら関係者がまだいるかもしれない。もし有力な情報をお持ちの人がいればせひ教えてほしい」と陽介さん。

 問い合わせは同店まで。

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