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弘前で県外出身の大学教員らによるエッセー書籍化 ねぷた小屋や津軽弁文化考察

(左から)藤岡真之さん、佐藤和博さん、生島美和さん

(左から)藤岡真之さん、佐藤和博さん、生島美和さん

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 弘前学院大学(弘前市稔町)の教員らによるエッセーをまとめた書籍「最高の弘前の見つけ方」が4月1日、刊行された。

「最高の弘前の見つけ方」の表紙は弘前市在住の版画家・熊谷吾良さんの作品

 陸奥新報に連載している「日曜随想」に寄稿したエッセー10年分を収録する同書。同大学の准教授・生島美和さんが自身の寄稿修了を前に、書籍化したいと寄稿者たちに声を掛けたことがきっかけという。

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 賛同したのは、同大学文学部教授の佐藤和博さん、社会福祉学部准教授の藤岡真之さん、2012年まで社会福祉学部講師で現在は関西学院大学教授の本郷亮さん。4人が書いたエッセー全83稿のうち新たにそれぞれ4稿の書き下ろしエッセーを加えた。

 4人は全員、県外出身者。書籍のタイトルは当初、4人を楽器にたとえ、「日曜朝の四重奏」としたが、「他県者(よそ者)が弘前に身を置きながら時勢や思索を執筆していた」ことを重視し、タイトルを変更した。巻末には索引をつけ、津軽や青森に関する言葉や人名、地名が検索できるように工夫を施す。

 「ネタ選びに毎回苦労した」と振り返る生島さん。「津軽地方で当たり前となっていることが、他県出身者には新鮮に映ることがたくさんあった」と話す。佐藤さんは「読んだ本の中から印象に残った言葉や文章を紹介し、自身の日常とリンクさせるようなスタイルにした」とも。藤岡さんは「時事ネタと弘前を絡ませて紹介した」と明かす。

 「弘前で生まれ弘前に育っている人や弘前に長く住んでいるような人たちに読んでもらいたい」と生島さん。見開き完結のエッセーにこだわった佐藤さんは本の装丁を担当し、「表紙は弘前市の版画家・熊谷吾良さんにお願いした。まさに純弘前産の書籍に仕上がった」と自信を見せる。

 価格は1,200円。A5サイズ、190ページ。県内主要書店で販売するほか、ネットでも販売している。

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