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弘前のそば店で家庭用フィルム上映会 「かくは宮川」や40年前の弘前駅など

会場の様子

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 弘前のそば店「めん房たけや」(弘前市稔町)で3月18日、「ホームムービーの日(HMD)2016」が開催された。

約40年前の弘前駅舎の映像

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 「HMD(ホームムービー・デー)」は、各家庭に眠っている映像フィルムを持ち寄って上映し、地域の人々と楽しむイベントで、過去のメディアになりつつあるフィルムの保存を呼び掛ける取り組み。

 同イベントを主催するHMD弘前の竹森朝子さんによると、2016年は23カ国で行われ、日本国内では12カ所で同様のイベントが開催されたという。「例年、10月の第3土曜に開催するが、今回は延期に延期を重ねてこの日になった。2016年開催では、もしかしたら全国で一番遅い開催かもしれない」と話す。

 この日は会場に約50人が来場した。弘前の老舗百貨店「かくは宮川」の屋上遊園地で行われたヒーローショーの映像には、場内から驚きの声が上がった。このほか、青森県木造町で行われた約40年前のねぶたの映像があり、「音声まで残っていて貴重な映像」との声も聞かれた。

 弘前東高校(旧・弘前電波工業高校)元教師の中村健さんは約40年前に撮影した8ミリフィルムを提供した。「撮影以来見てなかった」(中村さん)という映像の中には、前身の弘前駅舎や文化祭で製作したねぷたなどが写っていた。中村さんは「感動した。まさか文化祭で制作したねぷたが写っていたとは。懐かしい」と笑顔を見せていた。

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