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弘前のイタリア料理店「ジーナキッコ」 青森県内初のナポリピッツァ認定店に

国内84番目の「真のナポリピッツァ協会」に認定された「ジーナキッコ」の成田輝久さん

国内84番目の「真のナポリピッツァ協会」に認定された「ジーナキッコ」の成田輝久さん

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 イタリア料理店「ピッツェリアジーナキッコ」(弘前市文京町、TEL 0172-55-8065)が4月21日、「真のナポリピッツァ協会」から「真のナポリピッツァ」の承認を受けた。

ジーナキッコのマルゲリータ

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 1984(昭和59)年創立の「真のナポリピッツァ協会」は、イタリア・ナポリに本部を置くイタリア政府公認の業界団体。「真のナポリピッツァ認定店」は、ピザを作る技術、使用食材、味を評価して決定する。同協会によると、「真のナポリピッツァ」の認定は青森県で初という。「世界では984番目、日本では84番目」とも。

 「ピッツェリアジーナキッコ」は2019(平成31)年、成田輝久さんが始めた、まき窯で焼くナポリピザを提供するイタリア料理店。成田さんは埼玉・川越でイタリア料理店を経営していたが、妻・莉可子さんの出身だった弘前に移住し、「ジーナキッコ」を出店した。店名は「粉と生地」を並び替えた造語。

 成田さんによると、認定申請のきっかけは2021年、秋田で「ナポリピッツァ」認定店ができたことからという。青森県内ではまだ認定店がなかったため、成田さんは申請を決意した。審査は、動画や審査員の前で実技を行うなどがあったという。成田さんは「昨年11月には認定を受ける予定だったが、審査が通らず落ち込むこともあった」と振り返る。「4月21日に認定の発表を受けた時は、ようやく肩の荷が下りたとホッとした」と笑顔を見せる。

 「SNSで認定を発表したところ、川越の人たちからも喜びの声があり、うれしい」と話す成田さん。「本場のナポリピザは生地の扱いを大切にし、焼き立てのおいしさを重視する。勉強になったところが大きく、我流だった自分のピザを本場に合わせることができた。今後は青森産のホタテやイカなどを使うなど、自分流のピザを提供できるようになりたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~13時30分、18時~20時30分。水曜・木曜定休。

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