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弘前で「りんご飴マン」がねぷた製作 クラウドファンディングを活用

りんご飴マンと巡行するねぷた

りんご飴マンと巡行するねぷた

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 弘前で開催中の「弘前ねぷたまつり」で8月2日、生ゆるキャラ「りんご飴(あめ)マン」のねぷたが巡行し、見物客の注目を集めた。

ねぷた製作途中のりんご飴マン。唇部分の塗り方にはこだわったという

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 りんご飴マンは昨年4月に東京・高円寺から青森・弘前へ移住した自称「生ゆるキャラ」。「生ゆるキャラ」は着ぐるみを着ないゆるキャラのこと。移住後は弘前を拠点に、青森県内のイベントやテレビ出演など幅広く活動をしている。

 りんご飴マンは「移住して1年がたち、『弘前に来てくれてありがとう』『自分もうれしい』といった言葉をもらい、地元の皆さんへの感謝の気持ちを伝えるために当プロジェクトを考えた」と話す。「自分のような弘前に移住した『よそもの』たちが、地元の人たちと一緒にねぷたを盛り上げようとする場として、観衆の中を歩くことができれば」とも。

 ねぷた製作の費用は、クラウドファンディングサイト「FAAVOつがる白神」を活用。6月5日から支援者を募集したところ、わずか2日間で目標金額に達成し、最終的には目標金額の167%の50万円以上が集まった。りんご飴マンは「県内外から多くの人が出資してくれた。中にはこの1年間で出演したイベントなどで知り合った人たちが出資し、応援してくれていた。まるで『元気玉』のようなねぷたになっている」と笑顔を見せる。

 完成したねぷたは横幅約2メートル、縦は割り箸を入れると3メートル。「この赤い球体のようなりんご飴マンねぷたが弘前ねぷたに混じって観衆の中を動く状況はシュール」と満足げなりんご飴マン。初日の巡行を終え、「参加した県外出身の学生が『ねぷたを知らないまま弘前を離れなくてよかった』とお礼を言われうれしかった。もっと多くの人にねぷたまつり独特の雰囲気や文化を感じてほしい」と話す。

 巡行は8月5日まで毎日行う。同6日はショッピングモールヒロロ(弘前市駅前)前に展示し、同7日は日中巡幸する。参加申し込みは、弘前ねぷたまつり参加団体「必殺ねぷた人」(TEL 090-4843-5276)まで。

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