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弘前の喫茶店がプラスチックストロー廃止 紙製に移行し1カ月

紙製ストローで提供するようになった

紙製ストローで提供するようになった

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 弘前の喫茶店「名曲と珈琲ひまわり」(弘前市坂本町、TEL 0172-35-4051)が紙製ストローを導入して1カ月がたった。

紙製のストロー

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 紙製ストローでのドリンク提供は店主の三上千壽子さんの発案で8月1日から始めた。コールドドリンクの注文にプラスチックストローを付けないようにし、紙ストローの提供は要望があった場合のみとしている。

 三上さんは「海洋プラスチックごみ問題を知り、餌と間違えて食べてしまった海洋生物に心が痛くなった。当店でも取り組めることはないかと考えた」と話す。

 政府広報によると、2016(平成28)年度に全国で回収した漂着ごみは約3万トンで最も多いのはプラスチックごみ。海に流れ込むプラスチックごみがこのまま増えれば、2050年には魚の量より上回る予測も立てている。

 紙製ストロー導入から1カ月間がたち、「ストローはないんですか」という問い合わせもあるが、「聞いてきたのは数人ほど。事情を説明し理解してもらっている。ありがたい」と三上さん。

 「ストローは必ず出てくるという習慣だが、子どもたちの未来を考えたら変えた方がいい。小さな取り組みかもしれないが、プラスチックごみについて少しでも意識してもらえたり、同調する店が増えたりすればうれしい」とも。

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