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弘前市が「分別ごみルール」一部変更へ 「分かりにくい」市民の声受け実施

以前から課題となっていたダンボールごみ(写真提供=弘前市)

以前から課題となっていたダンボールごみ(写真提供=弘前市)

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 弘前市が4月1日から、「その他の紙」に分類していた紙ごみの分別ルールを一部変更する。

全国と比較した弘前市民1人1日あたりのごみ排出量

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 弘前市都市環境部環境管理課によると、以前からあった「(その他の紙の分別ルールが)分かりにくい」という市民の声を受けての変更という。

 変更により、「その他の紙」表記は廃止。ボックスティッシュや食品・菓子の包装紙などで特殊加工されていない紙ごみは「雑誌・雑がみ」に分類し、ヨーグルトやカップ麺のふたや容器など、防水・特殊加工されている紙ごみ、粉末洗剤の箱などのにおいや汚れがついた紙ごみは「燃やせるごみ」に分類する。

 変更に合わせ、ダンボールに入れたごみの収集は今後行わない。「以前から中身が判別できる無色透明または半透明袋でのごみ出しをお願いしていた。カラス被害防止などの目的でダンボールを使ったごみ出しがあったが、今後は収集しないので注意してほしい」と市担当者。

 弘前市が公表している2016年度算出データによると、同市の一日1人当たりのごみ排出量は全国平均より13%(87グラム)多い。市担当者は「分別は大事だが、ごみ自体を減らすことが何よりも重要。食品ロスを減らす使い切りと食べ切り、約8割が水分という生ごみの水を切る『3キリ運動』にご協力いただけたら」と呼び掛ける。

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