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高校生らのファッション全国大会「ファッション甲子園」 初応募で優勝

優勝した岡山南高校の守本紗菜さん(左)と藤田萌子さん(右)

優勝した岡山南高校の守本紗菜さん(左)と藤田萌子さん(右)

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 「第19回全国高校ファッションデザイン選手権大会」(ファッション甲子園2019)の最終審査会が8月25日、青森県弘前市で行われた。

準優勝の五所川原第一高等学校の「わだば縄文人さなる。」

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 全国の高校生たちによるファッションデザインコンテストで、今年は39都道府県より123校1633チーム2771作品の応募があり、1次審査において27都道府県33校34作品が通過。最終審査会ではファッションショー形式で行われた。

 優勝作品は、岡山南高校(岡山県岡山市)の「UNIT」。初応募で優勝に輝いたデザイン担当の守本紗菜さん(3年)は「2年生の時から折り紙を使ったデザインで出場することを考えていた」と振り返る。使ったユニット折り紙は約2400枚。一つ一つのパーツが集まり一つの作品が出来上がることをイメージしたという。

 「三角に織る作業はクラスのみんなにも手伝ってもらい、みんなで勝ち取った優勝」と守山さん。モデルを務めた藤田萌子さん(3年)は「主役は衣装なので、自分ではなく衣装が目立つようにポージングを考えて、衣装がきれいに見えるかを意識した」と話す。

 準優勝は、五所川原第一高校(青森県五所川原市)の「わだば縄文人さなる。」。昨年準優勝作品「わだば機械さなる」に続き2年連続準優勝となった。

 デザインした齋藤奈々さん(3年)は、「衣装の縄の編み方を一つ一つパーツによって変えることで表現が深まるようにこだわった。将来はデザインを生かした仕事がしたい」と話す。モデルを担当した佐々木茅さん(3年)は「縄文土器らしい動きになるよう、関節を曲げない歩き方を練習した」という。

 審査委員長の大塚陽子さんは「デザインする上でこれ以上は引き算ができないときに本当に美しいものができる。大会への参加をきっかけに、ものづくりの面白さを考えてみてほしい」とエールを送った。

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