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津軽舞台の日仏映画「泳ぎすぎた夜」先行上映会 監督と主演児童が登壇

五十嵐耕平監督(右)と古川鳳羅君(左)

五十嵐耕平監督(右)と古川鳳羅君(左)

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 弘前大学(弘前文京町)創立50周年記念会館・みちのくホールで1月27日、日仏合作映画「泳ぎすぎた夜」の特別先行上映会が行われた。

映画のワンシーン。古川君と犬との掛け合いに会場から笑いが起きた

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 津軽地方を舞台に日本人映画監督・五十嵐耕平さんとフランス人映画監督のダミアン・マニヴェルさんによる合作となる同作品。上映会は一般向けの先行上映会としては初となり、五十嵐監督と主演した青森・平川在住の小学2年生・古川鳳羅(こがわ・たから)君が登壇した。

 同作品は、昨年のベネチア国際映画祭で映画の新しい潮流を紹介する「オリゾンティ部門」で正式上映されたほか、国際映画祭「東京フィルメックス」では「学生審査員賞・Flimarks賞」に選ばれた。

 ストーリーは、魚市場で仕事をする父親に描いた魚の絵を届けるため、古川君が演じる少年が通学中に道から外れて魚市場を目指す姿を描く。五十嵐監督は「鳳羅君がどう感じるかを考えて映画を作った。子どもの感じた時間を映画にした」と話す。

 撮影で苦労したこととして「天気」を挙げた五十嵐さん。「待っている時間が長かった」とも。古川君は「撮影は楽しかったけど、怖いスタッフもいた」と明かし、会場の笑いを誘った。

 会場には県内外から約270人が集まった。五十嵐さんは「僕たちが見つけた津軽の豊かな魅力を見てほしい」と話し、古川君は「多くの人に見てほしい」と笑顔を見せた。

 イオンシネマ弘前(高崎)で全国に先駆けて2月24日から上映する。

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