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映画「バカ塗りの娘」完成披露試写会 主演の堀田真由さんがあいさつ

「バカ塗りの娘」主演の堀田真由さん

「バカ塗りの娘」主演の堀田真由さん

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 弘前を舞台にした映画「バカ塗りの娘」の完成披露試写会が8月5日、イオンシネマ弘前(弘前市高崎)で行われた。

笑顔の堀田真由さん

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 津軽塗をテーマにし、オール弘前で撮影した同映画。津軽塗職人を目指す娘と、職人の父の絆を描く。主演は堀田真由さんと小林薫さん。王林さんやジョナゴールドさんなど地元の出演者もいる。撮影は2022年9月に行い、約3週間かけた。

 舞台あいさつでは堀田さんのほかに監督の鶴岡慧子さんが登壇した。堀田さんは「弘前の皆さまに先行して見ていただくことがうれしい。地元の人たちから評価される津軽弁が心配です」と語り、会場の笑いを誘った。鶴岡さんは「ようやく完成することができた。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮った」と話す。

 撮影の裏話として、アドリブができなかったと明かす鶴岡さん。「アドリブをお願いしても津軽弁が出てこないので、堀田さんと小林さんは黙ってしまう。こういったセリフが欲しいと津軽弁を教えてもらい撮影するがすでにアドリブではなくなっている」と笑顔を見せる。堀田さんは「共演した王林さんの津軽弁も参考にした。津軽弁で好きな言葉は『わいは(驚いた時の感嘆詞)』」と話す。

 弘前について堀田さんは「撮影の合間に見える景色が地方ならではの美しさがあった。茜色の夕日が美しく、写真を何枚も撮ったことがあった」と振り返る。

 タイトルは最後まで悩んだという鶴岡さんは「津軽塗職人から『おもしろい』と背中を押され、ひたむきさに情熱を傾ける『バカ』をつけた。映画を通して津軽塗の魅力を知ってもらえたらうれしい」と話す。堀田さんは「弘前の皆さまにはぜひ地元から応援してほしい」と呼びかけた。

 青森先行上映は8月25日から。全国上映は9月1日から。

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