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弘前で怪談イベント「大怪談祀羅」 怪談師10人招きライブ配信も

昭和の任侠映画をイメージしたポスター

昭和の任侠映画をイメージしたポスター

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 弘前乃怪10周年イベント「大怪談祀羅(だいかいだんまつり) 怪談卍固め」が10月30日、イベントスペース「スペースデネガ」(弘前市上瓦ケ町)で開催される。

昨年リリースした「青森怪談」

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 今年で結成10周年を迎える市民団体「弘前乃怪」が主催する同イベント。10人のゲストが5つのステージに分かれて6時間にわたって怪談話を披露する。同団体代表の鉄爺さんは「東京では一堂に集まる機会がほとんどないゲストが弘前に集まる」と自信を見せる。

 ゲストは、怪談家ぁみさんを中心に、弘前出身の怪談作家・黒木あるじさん、5000件もの不思議な体験を取材したという作家・川奈まり子さん、怪談DJ・響洋平さん、オカルト研究家・保志乃弓さんのほか、怪談師の匠平さんや村上ロックさんなど10人が出演する。匠平さんと村上ロックさんは弘前でのライブは初という。

 弘前乃怪は鉄爺さんが2012年から活動を始めた団体で、怪談イベントを主催する。昨年には青森の怪談をまとめた「青森怪談 弘前乃怪」を出版。鉄爺さんは「津軽はあの世に近い場所ともいわれ、何か不思議なことが起きると『魂(たましい)っこがきた』と済ませることが多い。津軽にはカミサマという存在もあり、怪談になるエピソードが多い」と話す。

 当日はステージに「森山ギャラリー(樹木)」から幽霊画を借りて展示するという。ネット配信を行い、アーカイブ配信も行う。出演する怪談作家たちの物販も行う予定。

 ポスターは、鉄爺によると、弘前らしさと昭和をイメージしたものという。「イベント名は10年という記念で『祭り』としたかったが、死者や霊を敬いたかったため『祀(まつ)り』とした」と鉄爺さん。「豪華なゲストが弘前だからこその怪談を話す。怪談を通じて弘前のことや目に見えない不思議な現象があることに興味を持ってもらえれば」とも。

 開催時間は12時~18時。入場料=5,000円、配信視聴料=3,000円。

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