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弘前・土手町の「VIVA!成田書店」閉店へ 本店営業やリサイクル業は継続

「VIVA!成田書店」入り口

「VIVA!成田書店」入り口

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 弘前の古書店「VIVA!成田書店」(弘前市土手町、TEL 0800-777-0112)が3月下旬に閉店する。

VIVA!成田書店店内。新古書やレコードなども並ぶ

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 新古本や中古ゲーム、トレーディングカードなどを取り扱う同店。1933(昭和8)年創業の成田書店(親方町、TEL 0172-32-7079)の支店として、1999(平成11)年に3代目社長の成田孝之さんが出店した。

 2008(平成20)年にはリサイクルショップ「ないす堂」(外崎)との共同出資で、「おもしろ市場浪岡店」をオープン。「古本を買い取りに伺っていると、ほかの物も買い取ってほしいという依頼が増え、古本のみではビジネスとして難しくなってきたことから、古本以外の不用品も買い取るリサイクル業も手掛けるようになった」と成田さん。

 2018(平成30)年にはミャンマーにヤンゴン1号店を出店。成田さんは「15年前に知り合った弘前大学の留学生との交流を生かした。開業には1年以上前から準備をし、1歩進んで3歩戻るというような状況だった」と振り返る。

 現在では、総合リサイクル店として遺品や閉店物件の整理なども展開する一方で、ミャンマーではすでに3店舗あり、3月にはさらに1店舗増やすという。成田さんは「本来ゴミになる多くの不要品を分別し、必要とするミャンマー人に使ってもらうための事業。ゴミの処分料が減ることがわれわれの利益になり、当店のような地方の小さな店舗にできる唯一の社会貢献」と話す。

 閉店について、成田さんは「スマホの普及が大きく、近年はフリマアプリの浸透によって中古品の売買が簡単になった。古本業のビジネスモデルはさらに難しくなり、リサイクルショップとして営業するには現在の店舗は狭かったため」と話す。

 成田さんは「VIVA!成田書店の閉店日は決めていないが、親方町の成田書店は今後も営業する。遺品整理などの窓口も継続し、浪岡や黒石にあるおもしろ市場は今後も営業を続ける」と話す。

 営業時間は10時~19時。火曜定休。

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