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「煮干しの日」 煮干しラーメンが主流の弘前では今年も動きなく

「濃厚煮干し系」を確立したと言われる「たかはし中華そば店」の中華そば

「濃厚煮干し系」を確立したと言われる「たかはし中華そば店」の中華そば

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 2月14日は「煮干しの日」だったが、弘前市内で「煮干しラーメン」を提供する店では今年も、この日に連動した動きは見られなかった。

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 「煮干しの日」は全国煮干協会が1994年、「2(に)1(棒)4(し)」の語呂合わせで制定した。弘前を中心とした津軽エリアは、煮干しから取っただしを使うラーメンが根付き、ご当地ラーメンとして全国的にも認知され始めている。弘前市内で提供されるラーメンの半数以上は煮干し系ともいわれる。

 同日は「煮干しの日」ではあったにもかかわらず、市内で煮干しラーメンを提供する「なかた屋」「まる鐵二代目」「中華そば 八助」といった人気店は木曜定休のため通常通り休業した。「中華そば 八助」店主の庄司文隆さんは「煮干しの日ということは知っていたが、特に何かをしようということは考えていない。青森の冬は閑散期。キャンペーンを仕掛けるのは難しい」と話す。

 ネット上では、「煮干しの日」にちなみ煮干しラーメンを食べてきた、といった投稿がある中、「(ラーメン店が休みであることに)煮干しの日なのにっ!」と悔しがる声や「煮干し買うか」「(煮干しを)3びきあげた」(以上、原文ママ)など、実際に煮干しをプレゼントする声もあった。

 「にぼshin.」(高崎)の成田満さんは、「来年は面白いことを考えてバレンタインではなく、『煮干しの日』を発信できるようなことをしてみたい」と意欲を見せる。

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