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弘前の「痛い」居酒屋「みくにけ」7周年 アニメグッズ飾る

兄・三國典聖さん(左)と弟・典継さん(右)

兄・三國典聖さん(左)と弟・典継さん(右)

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 弘前市立図書館近くにある居酒屋「みくにけ」(弘前市元大工町、TEL 0172-34-8899)が9月13日、開業7周年を迎えた。

店内には漫画やアニメなどのキャラクターグッズが並ぶ

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 「友達の家に上がり込んだような居心地の良い店」をコンセプトに、双子の兄・三國典聖さんと弟・典継さんの2人で切り盛りする。メニューはお任せコースのみ。料理を担当する典聖さんは「好き嫌いと年齢層を聞きメニュー構成は考えるが、『旬なもの』や『郷土料理』は提供しない」と話す。

 店内には私物の漫画やアニメグッズなどが並ぶ。中には常連客が置いていったものもある。「開業当初は和風居酒屋だったが、グッズが少しずつ増えて『痛い』居酒屋と認知されるようになった」と典継さん。「ネット上では話題になることはあるが、客足は横ばい」と苦笑い。

 今年は弘前さくらまつりやねぷたまつりとコラボした桜ミクの企画が集客に結び付いた。「全国から訪れるお客さまがいた。あらためてサブカルには人を動かす力があることを知った」と典継さん。店名は2人の名字が由来となっているが、初音ミクファンを自称し、開業当時好きだったアニメ「みなみけ」から引用しているという。

 典聖さんは「みなみけの制作スタッフが来たこともあった。7年がたち、漫画家や業界の有名人も訪れることも何度かあった」と笑顔を見せる。「弘前は7年前に比べ、アニメなどのコラボ企画が多くなった。もっとやってほしい」とも。

 7周年について典継さんは「もともとお客さまの財布に優しい価格帯。だから感謝キャンペーンなどは行わない。毎日が感謝の気持ち」と話す。典聖さんは「こだわらないところがこだわり。これからもこだわらない」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~。閉店時間は混雑状況による。

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