青森・黒石の「100円温泉」が話題に NHKの放送がきっかけで

「100円温泉」。田んぼに囲まれたプレハブ小屋

「100円温泉」。田んぼに囲まれたプレハブ小屋

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 青森・黒石の「100円温泉」が現在、NHKテレビ番組をきっかけにネット上で話題となっている。

入り口の壁に書かれた注意書き「100円をみんなに見せる」

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 きっかけとなった番組は3月4日放送の「ドキュメント72時間」。3日間にわたり特定の場所に密着し、さまざまな人間模様を観察する。黒石の取材は1月29日から31日にかけて行われた。

 「100円温泉」の正式名称は「追子野木久米(おっこのきくめ)温泉」。源泉掛け流しで、番頭といった従業員は常駐せず、入浴料100円は利用客同士で確認し合って料金箱に入れるシステム。入り口正面の壁には「100円をみんなに見せる」と書かれている。営業時間は5時~18時30分。

 利用客は主に地域住民。同市の建設会社が保養所のために掘った源泉で、20数年前から多くの人たちに利用してほしいと、100円で開放したのがきっかけ。同市在住の60代の利用客は「一日に2回入浴する人もいる。顔の知ったなじみの客たちとここで会うことが楽しみの一つ」と話す。

 ネットでは同番組の視聴者から、「行きたくなった~」「間違いなく神回」「心の芯から温まりました」(以上、原文ママ)との声が上がり、地元民からは同温泉へのアクセスなどを案内するといった声もあった。

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