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青森・西目屋村に唯一のカフェ「ルーラル」が8周年 リンゴの特別スイーツ販売も

古民家を改修した「ルーラル」店内と店長の加藤美津子さん

古民家を改修した「ルーラル」店内と店長の加藤美津子さん

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 青森県南西部の西目屋村にある古民家カフェ「ルーラル」(西目屋村田代、TEL 0172-85-2213)が6月10日、オープン8周年を迎える。

8周年の特別限定スイーツ「リンゴの希少品種である「千雪」のフレッシュスイーツと札幌丸美珈琲店のスペシャリティ珈琲セット」

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 店長の加藤美津子さんは自宅のある青森市から毎朝、西目屋村まで車で約1時間かけて通っている。同村は世界自然遺産「白神山地」の玄関口で、人口は約1500人。「自然に囲まれた西目屋村にカフェがあればいいなと思い、自分で始めてしまった」と加藤さん。

 営業を始めると、「40年ぶりに喫茶店でコーヒーを飲んだ」といった村民たちの声も寄せられ、「始めてよかった」と話す。6年前には古民家を改修し、同所に移転した。カウンターの柱には以前住んでいた家族の「たけくらべ」の跡が残っている。

 「家族のおばあちゃんが亡くなった時、親族が集まった通夜の場にテレビ取材を受けた映像が放送された。偶然にもおばあちゃんが使っていた部屋がテレビに流れ、親族一同が思い出に浸ったようです」と、現在でも家族との交流は続いていると明かす。

 8周年記念として、6日から特別スイーツメニューも販売している。切り口が変色しにくいリンゴ「千雪」を使ったロールケーキとコーヒーのセット(800円)で、1日10~15セット限定。「出荷量が少ない千雪を入手できる機会があった」と加藤さん。販売期間は6月14日まで。

 ドリンクメニューは、「森のぶれんど」(ホットコーヒー=450円)、「ぶなの雫(しずく)」(水出しコーヒー=450円)、紅茶(500円)、オーガニックハーブティー各種(550円)。フードメニューは「トマトときのこのカレー」「とろーりオムライス」(以上、単品=600円、ドリンクセット=950円、ケーキセット=1,250円)を用意する。

 営業時間は10時30分~16時。火曜・水曜定休。

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