
三陽商会が展開するコート専業ブランド「SANYOCOAT(サンヨーコート)」とオリジナルブランド「S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)」は、2025年4月に公表した中期経営計画における成長戦略「海外展開」の一環として、2026年6月16日~19日に開催されたイタリアのメンズ見本市「第110回 PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)」に出展しました。2025年の同見本市への初出展以来、「SANYOCOAT」は継続的な海外展開を推進しており、今回、海外展開ブランドの拡充を図るため、「S.ESSENTIALS」も同見本市に初参加しました。
当社として春夏展への出展は今回が初めてとなり、新たに参加した「S.ESSENTIALS」が『福島ジャケット』を中心に好評な反応を得たほか、「SANYOCOAT」でもはっ水加工を施したシルクや春夏ならではのリネン素材のコートに関心が寄せられ、いずれも具体的な受注につながる見込みです。
また、「PITTI IMMAGINE UOMO」の開催に合わせて、6月16日夕刻には、イタリアの名門メンズテーラードブランド「CARUSO」と「SANYOCOAT」によるコラボレーションコートのお披露目イベントがフィレンツェの老舗セレクトショップ「EREDI CHIARINI(エレディ・キャリーニ)」にて「CARUSO」主催により開催され、各国のメディア関係者が多数来場し、「SANYOCOAT」の海外での認知度向上につながる機会となりました。
当社は今後も国内生産による両ブランドの技術と品質を発信し、海外市場での認知度向上を図り海外拡販を強化してまいります。

左・中)「PITTI IMMAGINE UOMO」出展の様子、 「SANYOCOAT」と「S.ESSENTIALS」 右)「CARUSO」「SANYOCOAT」コラボレーションコート(伊・セレクトショップ「EREDI CHIARINI」)
~当社の成長戦略~
当社は2025年4月に公表した中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)における新たな成長戦略の一つとして、既存事業の強みを活かした「海外展開」の着手を掲げています。
~「SANYOCOAT」2025年の海外展開~
「SANYOCOAT」は、2025年1月にイタリアのメンズ見本市「PITTI IMMAGINE UOMO」へ、日本アパレルファッション産業協会が展開する「J∞クオリティー・ファクトリーブランド・プロジェクト」のゲストブランドとして初出展しました。
「SANYOCOAT」の製品は、コート専業57年の歴史を持つ自社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」(青森県七戸町)で、縫製から仕上げのプレスまで各工程で最適な手仕事を施して生産しています。2025年1月の見本市では、同工場の技術を駆使した『100年コート 極KIWAMI』をはじめとした製品が海外のバイヤーなどから評価いただき、2025年秋冬物の海外卸売販売につながりました。

コート専業工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」にて生産する「SANYOCOAT」
~「SANYOCOAT」2026年1月の欧州3展示会(※)への出展~
2025年の「PITTI IMMAGINE UOMO」への初出展で得た手応えを活かし、2026年1月には、同展の「J∞クオリティー・ファクトリーブランド・プロジェクト」ブースへのゲストブランドとしての出展に加えて、フランス・パリのショールーム「Showroom NU」での合同展に参加。さらにイタリアの名門ブランド「CARUSO(カルーゾ)」とのコラボレーションコートをイタリア・ミラノでの2026年秋冬「CARUSO」のお披露目会に展示し、プレゼンテーションを実施しました。これらの出展から商談が進み、2026年秋冬は2025年を超える海外卸売販売を計画しています。
※: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000775.000009154.html
~ 海外拡販強化へ ~
「PITTI IMMAGINE UOMO」出展の初年度から継続して受注を獲得したことで「SANYOCOAT」の海外事業に手応えを感じ、2026年は拡販強化のため海外展示会へ積極的な出展を図っており、「SANYOCOAT」に続く海外展開ブランドとして、国内生産による当社オリジナルブランド「S.ESSENTIALS」も今回初めて海外見本市に出展することとしました。
※日時はいずれも現地時間
1. 第110 回 PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)
●会期: 2026年6月16日~6月19日
●出展ブース: 「J∞クオリティー」ブース
●内容:
日本アパレルファッション産業協会(JAFIC)が展開する「J∞クオリティー」のブース内に、国内工場・アパレルメーカー5社が出展。当社からは「サンヨーコート」「エス エッセンシャルズ」の2ブランドの製品を出展

「J∞クオリティー」のブース
●当社出展内容:
「サンヨーコート」:『100年コート 極KIWAMI』、『100年コート クラシックモデル』、『100年コート ショートトレンチモデル』、シルク/リネン/デニム/ウールトロピカル素材のコートなど
メンズ計12型
「エス エッセンシャルズ」:『福島ジャケット』(シングルブレザー/ダブルブレザー/アイビーブレザーほか)、シャツ、ニット、トラウザーズなどメンズ計18型

「SANYOCOAT」

「SANYOCOAT」

「S.ESSENTIALS」
2. 「CARUSO」「SANYOCOAT」コラボレーションコート お披露目イベント (カクテルパーティ)
●会期:2026 年6月16日 午後6時30分~午後8時30分
●会場:セレクトショップ「EREDI CHIARINI(エレディ・キアリーニ)」
VIA PORTA ROSSA 33/R, FIRENZE
●内容:スーツやジャケットを中心とした端正なテーラードを得意とするイタリアの名門メンズブランド「CARUSO」とコート専業ブランド「SANYOCOAT」によるコラボレーションコートをお披露目。「CARUSO」主催によりイタリアのクラシックスタイルを伝え続けるフィレンツェの老舗セレクトショップ「EREDI CHIARINI(エレディ・キャリーニ)」にてカクテルパーティ形式で行われました。コラボレーションコートは、通りに面したメインディスプレイとして展示され、イベントではモデルが同コートを着用して披露されました。各国のメディア関係者が多数来場し、「SANYOCOAT」の認知向上につながる機会となりました。

伊・フィレンツェのセレクトショップ「EREDI CHIARINI」

インディスプレイとして展示された 「CARUSO」「SANYOCOAT」コラボレーションコート

「CARUSO」「SANYOCOAT」コラボレーションコート、モデル着用の様子

イベントの様子
~春夏素材と機能性アイテムへの需要~
今回の「PITTI IMMAGINE UOMO」への出展では、引き続き当社の縫製技術について海外バイヤーなどから評価をいただきました。当社として「PITTI IMMAGINE UOMO」への初めての春夏展出展となり、「SANYOCOAT」でははっ水加工を施したシルクをはじめ、春夏ならではの薄手のウールトロピカル、リネン、デニム素材によるコートへの関心が高く、「S.ESSENTIALS」においてもメッシュ素材のジャケットへの関心が寄せられました。軽量性に加え、透湿防水機能やメッシュ素材による通気性など、機能性を備えたアイテムへの需要の高さがうかがえました。
~「S.ESSENTIALS」初出展で好評な反応~
また、初出展となった「S.ESSENTIALS」では、『福島ジャケット』を中心に多くの試着があり好評な反応でした。『福島ジャケット』は、今年設立50周年を迎えたスーツ・ジャケット専業の自社工場「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」(福島県福島市)で、体に沿った美しいシルエットと着心地の良さを両立する立体縫製技術を駆使して仕立てています。特に、今回の出展のために胸板や肩回り、背中に厚みのあるヨーロピアンサイズの『福島ジャケット』を用意し、当社パーソナルオーダーブランドで培ったサイジングのノウハウを活かして体型に合わせた理想的なフィット感を実現したことも評価いただき、具体的な受注につながる見込みです。

初出展「S.ESSENTIALS」は『福島ジャケット』が好評な反応
三陽商会の祖業ブランドである「サンヨーコート」は、2026年で80周年。戦後、物資が少ない中で1946年に防空暗幕を用いて作った紳士用の黒いレインコートが三陽商会のコート第一号です。2013年には、ものづくりへのこだわりを体現した『100年コート』の展開をスタートしました。
コンセプト:
「伝統と革新」「日本製」「こだわりの品質」をキーワードに、時代や世代を超えて永く愛される商品を作り続けるコート専業ブランド。2013年には、ものづくりへのこだわりを体現した『100年コート』の展開をスタート。
対象 : メンズ・ウィメンズ
販路 : 百貨店、直営店、専門店、EC
発売開始 : 1946年
●「SANYOCOAT」ブランド公式サイト&ストア https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/sanyocoat
「素材」「デザイン」「縫製」にこだわったオリジナルブランド。地球(環境)に配慮し、着る人を想い、 MADE IN JAPANの丁寧なものづくりをテーマに、「ほんとうにいいもの」を追求した大人のためのブランドです。
対象 : ウィメンズ、メンズ
販路 : 百貨店、直営店、EC
ブランド開始年度: 2015年
●「S.ESSENTIALS」ブランド公式サイト&ストア
https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/s_essentials
当社子会社。当社の祖業アイテムでもあるコートの生産を手がける、コート専業57年(1969年設立)の工場で、当社のものづくりの根幹ともいえる国内工場です。工程数の多いコートを正確に縫製し仕上げる技術は、当社製品の生産に加えて、近年ではコレクションブランドからも受注を受け、中でも綿のギャバジン素材によるトレンチコートの生産技術については高い評価をいただいております。

サンヨーソーイング 青森ファクトリー
技術のこだわり・強み:「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」では、肩から裾にかけて歪みやよどみがなく、整然と生地が落ちる様なシルエットを理想としており、そのシルエットを表現するために「パターン(設計図)」「縫製」「仕上げ(アイロンがけ)」という3つの工程を重視しています。特に縫製においては随所に手仕事による工程を取り入れ、立体的なコートを作り出しています。コート専業57年間で蓄積された工場の技術を全て掛け合わせ、オーラを放つ1着に仕立てます。
直近の動向:2021年2月、複数の設備投入をおこない新たにR&D 機能を持たせることで、近年の需要に即した生産体制を確立。ダウンコート生産の内製化や新アイテムの開発など、トレンチコートに留まらない製品の生産に取り組んでいます。
●青森ファクトリー 公式サイト https://www.sanyo-factories.jp/sewing.html
当社子会社。1976年に設立し、2026年に50周年を迎えたスーツ・ジャケット専業工場です。総毛芯仕立てによる本格的なテーラードスーツを得意とし、2000年頃からはパーソナルオーダーにも対応しています。体型に沿った立体的なシルエットと自然な着心地の両立を追求し、長年にわたり技術の研鑽を重ねてきました。
技術のこだわり・強み:襟元が首に自然に沿う設計や、肩まわりの圧迫感を抑えた構造、腕を前に動かしやすい立体設計など、着用時の快適性と美しいフォルムの両立を重視しています。独自に開発した工業パターンに加え、縫製技術と丁寧なアイロンワークを組み合わせることで、生地の特性を活かした立体的な仕上がりを実現しています。創業以来、一つひとつの工程の意義を大切にしながら、技術の向上に取り組んでいます。

2026年に50周年を迎えた 「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」
近年の動向:2021年には設備の増強を行い、芯地を使用しないジャージー素材のセットアップなど、時代のニーズに対応した製品の生産体制を強化しました。また、ウィメンズスーツの縫製にも取り組むなど、生産領域の拡大を進めています。
今後の展望:工場直販ブランド「SANYO SEWING(サンヨーソーイング)」において、福島県の素材や文化を活かした商品開発に着手しています。これまで培ってきた技術と地域性を融合させることで、工場発のブランドとしての価値向上を目指しています。
●福島ファクトリー公式サイト https://www.sanyo-factories.jp/industry.html
以上