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弘前のカレー店「かわしま」創業50周年 親子3人で継続へ意欲

50周年を迎えた「かわしま」。左から川嶋貴裕さん、毅さん、まり子さん

50周年を迎えた「かわしま」。左から川嶋貴裕さん、毅さん、まり子さん

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 カレー専門店「カレー&コーヒーかわしま」(弘前市土手町、TEL 0172-34-8800)が2月1日、創業50周年を迎えた。

看板メニューのカレーライス

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 1973(昭和48)年に川嶋毅さんが25歳で開業した同店。ボリュームの多いカレーライスが学生などに支持され、リピーターも多い。現在では学生時代に食べていた客が子どもを連れて来店したり、県外から弘前に来る目的にしたりする客もいる。中には開店当初から50年間通っている客もいるという。

 毅さんは当初、母・千代子さんと一緒に店を始めた。2004(平成16)年から妻・まり子さんと3人体制となったが、2006(平成18)年には千代子さんが店を離れ、2012(平成24)年から息子の貴裕さんが加わり、再び3人体制で営業することになった。

 50周年を記念し、2月1日から5日までは創業当初に提供した「カレーうどん」を販売した。毅さんは「人気のあったメニューだが、作る手間を考えて提供をやめた幻のメニュー」と笑顔を見せる。そのほか、ナンの代わりにパンがついたカレーや牛丼、ナポリタンを出していたことがあったという。

 メニューのカレーライスは創業時100円だったが、現在は880円。毅さんによると、物価高や燃料費の高騰で価格を維持することは難しいが、これ以上の値上げは避けたいという。「小盛りカレー(サラダ添え)」(780円)はまり子さんのアイデアで作られたメニューで、「オムカレー」(1,100円)は貴裕さんが考えた。常連客の中にはメニューにないトッピングを注文したり、裏メニューの存在を知っていたりする人もいる。

 現在74歳で生涯現役を目指す毅さんは「50年も続いたのはお客さまのおかげ。体が続く限り、店を大切に守り続けていきたい」と話す。貴裕さんは「店のスタイルは残しつつ、新しいメニューなども考えていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~17時30分。木曜定休。

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