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甲子園初出場でベスト16まで躍進の弘前聖愛・原田監督が初の著書

初の著書を掲げる原田一範監督

初の著書を掲げる原田一範監督

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 甲子園初出場でベスト16まで躍進した弘前学院聖愛高校・原田一範監督初の著書が3月16日、泰斗社(青森市)より発売された。タイトルは「弘前学院聖愛高校 原田一範物語 りんごっ子で日本一」。弘前市内で同日開かれた「出版を祝う会」には170人近い市民が参加し、大いに盛り上がった。

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 昨年夏、初の甲子園出場・2回戦進出を果たし、全国にその名をとどろかせた弘前学院聖愛高校野球部。2001年の創部以来、13年目にしてのことだった。同部を見事、この快挙に導いた指導者が原田監督だ。祝う会には葛西憲之弘前市長も出席し、熱い激励の言葉を贈った。

 刊行までの経緯について、泰斗社社長で共著者の山内正行さんは以下のように話す。「地元津軽出身の高校球児だけ、純粋なりんごっ子だけを率いて甲子園出場という快挙。これを成し遂げた監督の『人を育てる力』に強い関心を覚え連絡を取った。実際に会って話を聞くうちに、良い本ができると確信した。監督の言葉には、青森県という地域全体の元気づけとなる力がある。特に若い人たちには『やればできるんだ』ということがしっかりと感じられるはず。その思いを伝えるのが私の使命だと確信した」

 原田監督は、祝う会のあいさつで、「自分は昔から、持っていない人間。小学校でも自分のミスで全国大会出場を逃した」など、若いころのエピソードを振り返りつつ、「周りにいたたくさんの素晴らしい仲間たちのおかげで私も聖愛高校野球部もやって来られた。山内さんから頂いた出版のお話は、そうした方たちへの感謝を伝える機会になると思った」と話した。

さらに、「もちろん、この本を出したことで終わりなのではなく、ここからがスタート。われわれの目標は、りんごっ子で日本一。まだまだ未熟な自分たちを支えてくれる地域の皆さんともに、目標に向かって励んでいきたい」と熱い思いを伝えた。

 仕様はA5版200ページ。価格は1,300円(税別)。

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